工藤美桜、25歳を目前に直したいこと「3人以上だと、もう……」
自分の可能性を自分が信じてあげたい
――俳優という仕事において工藤さんが大切にしている価値観、核になっている想いは何でしょう。 このお仕事を10歳くらいからやっていて、もう人生の半分以上になるんですよね。今までいろいろありましたけど、やっぱり「好き」っていう気持ち、だと思います。 楽しいだけじゃダメってわかっているんですけど、すごい楽しくて。辛いとか大変だとか思うようなことも、楽しいんですよ。マイナスなイメージを持つことがないんです。 ――それは素敵ですね。 仕事以外のことで悩んだりネガティブになったりしますけど(笑)、好きだからこそ諦めたくないし、自分の可能性を自分が信じてあげたいなって。信じ続けて頑張りたいです。 ――逆に自分を客観的に見た場合、まだまだ足りない部分は? ……ありすぎます(笑)。どうしても苦手意識が先行してしまうというか、やったことのないことに対して尻込みしちゃいますね。それこそ勇気を持ってやり切る力を持ちたいです。 この前、初めてコメディーの作品に挑戦したんです。でも、「こういうキャラをつけてください」って言われて、本番まで「これでいいのかな?」って、すごくいろいろなパターンを考えて臨んだんです。撮影が始まるまですっごいドキドキ緊張して、考え込んで、ネガティブな気持ちにもなったりして。 ――試行錯誤したんですね。 結果的に「すごい良かった」って言っていただいたので自分でも安心しましたけど……。“強い気持ち”が欲しい(笑)。 ――具体的にはどういうことですか? 自分で「これかな?」って思ったものをすぐにパッと出す強さというか。けっこう周りの目とか他の方の意見とか尊重しがちなので、強く提案できる気持ちが欲しいです。
大人の女性とは「常にフラットでいる人」
――初めてこうしてお話を聞くのですが、ぶっちゃけ工藤さんってどんな人なんですか? 良いところは飾らないところです。直したいところは気分屋なところです。 ――「飾らない気分屋」なんですね。 もちろん仕事では違いますよ(笑)。どちらもそのままの自分なんですけど、親とか友だちとかプライベートで気を許した人の前だと「えー、やりたくない」とか「気が乗ったらねー」とか言いがちですね。あと、頑固かも。 ――でも、それは自分の中にそれだけ確固たる意思があるということでは。 かなり良い感じに表現してもらいましたが(笑)、これだと思ったらこれ! みたいな感じにすぐなってしまうので、もっと柔軟さを持ちたいです。 ――もう少しで25歳の誕生日(10/8)を迎えますが、工藤さんが考える“大人の女性”とは? 常にフラットでいる人、でしょうか。でも、全然まだその域には行けてないです。まず人見知りを治さないと。ついつい相手の気持ちを先回りして、ネガティブに考えてしまうんですよ。1対1だったり、向こうから話しかけてもらったりするとワーッといけるんですけど、3人以上だと、もう……。 ――そこは変えていけるといいですね。 そうなんです。次は私がそういうタイプの人を救いたいです(笑)。