「気持ち悪い…」汚れた下着を洗えず、裏返して履く日々。しかし、養母からさらなる仕打ちが!!

ライブドアブログ「ゆっぺのゆる漫画ブログ」やInstagram(@yuppe2)で、エッセイ漫画を描いている漫画家のゆっぺさん。なかでも、2021年12月から執筆してきた「親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話」は完結後、電子書籍が発売。読者からは「(ほかの人にも)読んでみてほしい」「おばあちゃんの言葉が今の時代に対してとても大切なことを言ってくれていて、時々読み返してる」「人生で一番大切なことが描いてある漫画」など感動の声が続出している。 【漫画】本編を読む そんな話題の「親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話」の作者であるゆっぺさんに、本作について話を聞いた。 本作では、ゆっぺさんの祖母“キヨさん”の幼少期からの実話が描かれている。父の死により、幼いながらも養女として叔父の家で暮らすことになったキヨは、養母から酷いいじめを受ける日々を送っていた。 そんなある日、キヨは下腹部に痛みを感じる。初潮を迎えたのだった。しかし、汚れた下着は、養母の意地悪により洗わせてもらえない…。仕方がないので、裏返して履くなどしてやり過ごしていたが、養母はさらなる嫌がらせをしてきて…!! ■作者のゆっぺさんに話を聞いた ゆっぺさんに「親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話」やキヨさんについて、話を伺った。 ――本作では衝撃的なエピソードがたくさん描かれていますが、なかでも一番反響があったエピソードを教えてください。 女性では、生理についてのエピソードが印象的だったと言ってくださる方が多いです。なかなか人に言えない内容ですし、相談できる相手もいないし。ひとりで抱えないといけなかったつらさは、同性として一番腹立たしいです。同じ女性なのに、養母はどうして洗濯をさせなかったり、汚れた下着を家族に晒したり…といった酷いことができてしまうのだろうと思いますよね。 ――そんな壮絶な家庭内いじめを耐え抜いてきたキヨさんはあらためてすごいと感じます。ゆっぺさんは、そんなキヨさんから「影響を受けたな」と思うことはありますか？ 私は祖母のように器が大きくないですし、人間性においては何もかも劣っているのですが、強いて言えば「笑顔」でしょうか。あいさつひとつとっても「ただ言えばいい」というわけではなくて、笑顔で言うことで相手に与える印象はまるで変わります。祖母はいつでもどんなときでも必ず笑顔で迎えてくれますし、その笑顔がもう、たまらなくかわいらしいのです。私の目標は、笑顔がかわいいおばあちゃんになることです(笑)。 ――最近は、キヨさんとお会いになりましたか？ 実は忙しくて、なかなか会いに行けてないんです…。たまに母から様子を聞くくらいで。でも、明日にでも顔を見に行ってきます！(笑)。 壮絶な家庭内いじめに耐え、懸命に人生を歩んできたキヨさん。彼女の生き方に感銘を受ける人は多いはず。まだの人は「親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話」をぜひ読んでみて。 取材協力・画像提供：ゆっぺ(@yuppe2)