本堂にジャズ響け 大沢野・万行寺 飛び入りで盛り上げ
●吉田さん「初心者に魅力伝え」 富山市二松(大沢野地区)の浄土真宗本願寺派万(まん)行寺(ぎょうじ)の本堂で12月8日、ジャズを楽しむイベントが開かれる。ジャズユニットでも活動する同寺若院(じゃくいん)の吉田智章さん(47)が地域住民やジャズ初心者らにも魅力を伝えたいと企画した。誰でもキーボードやギターに触れ、飛び入り参加できるのが特長。9月に初めて開催し、好評を得ており、吉田さんは「定期開催できればいい」と意気込む。 吉田さんはジャズや雅楽をたしなんでおり、「ジャズをはじめ、音楽の素晴らしさを知ってほしい」と、県内各地で演奏している。イベントには岐阜県から駆けつける音楽好きもいて、県境に近い大沢野地区の自身の寺で開催することにした。 イベント「お寺でジャズセッション」は、吉田さんとジャズピアニストの舘みほさんが演奏する。用意したキーボードとギターは参加者が演奏できるようにした。演奏したい、聞きたい曲の楽譜も持ちこめる。 9月の初開催には約40人が集い、「本格的なジャズを楽しめた」「初めてドラムをたたいた」と笑顔の輪が広がった。 吉田さんは「ジャズは堅苦しくなく楽しい音楽だと感じてほしい」と話した。