満開になった「夜の女王」＝８日午後９時すぎ、霧島市国分上井

　鹿児島県霧島市国分上井の西村正貫さん（８１）宅の庭で８日夜、サボテンの仲間「夜の女王」が白い大輪の花を咲かせた。子株から育て６年目で初めて花をつけた。友人も駆けつけ、一夜限りのドラマチックな開花を鑑賞。「花火のよう」と喜んだ。 【写真】満開になった「夜の女王」＝８日午後９時すぎ、霧島市国分上井

　午後７時すぎから、つぼみがゆっくりと開き、約３時間で直径約３０センチの花が満開となった。つぼみはあと１６個あり、７月末にかけて少しずつ咲きそう。 　友人から２０センチほどの子株を譲り受け、高さ約１２０センチの５鉢に育てた。冬にはビニールシートで霜よけをするなど毎日様子に気を配ったという。西村さんは「花は大きく豪快だが、一晩の命というはかなさもあり神秘的。やっと見られてうれしい」と話した。