有吉弘行も愛する広島ソウルフード ~お好み焼き&中華そば~
店内は鋭角のカウンターのみ。その角にある大鍋には、アツアツのおでんがぎっしり詰まっています。すじや大根、こんにゃくなどの種にはすべて串が刺さっていて、セルフで鍋から取り出すシステム。あとは串の本数でお会計の額が決まります。広島の中華そば店に入れば、まずは「おでんとビール」。有吉さんも、約15年ぶりだという懐かしの味をさっそく堪能します。 「ロケのあとは、必ずここ。新幹線を1本遅らせてでも、ここに行きたいって言ってね。広島のスタッフの人たちは、さっさと中華そばを食べて帰りたいんだけど、俺は粘りたいからさ」 故郷・広島でコツコツと続けていたテレビの仕事。若い有吉さんにとっては、この打ち上げこそが、おいしい食事とお酒を楽しめる貴重な時間でもありました。こうちゃんで当時から店頭に立ち続けるママ・高智真由美 さんは、有吉さんの当時の様子をこう振り返ります。 「カウンターで大人しく食べててね。おでんや中華そば以外で好きじゃったのは、ホルモン炒めよ。有吉くんは、あれをいつも頼みよったね」 有吉さんたちがお店へ頻繁に訪れていた頃から約20年。高智さんは、いまの有吉さんの活躍ぶりにはただただ驚くばかりです。昨年末、あの国民的番組の司会ぶりをテレビでは見られなかったそうですが、再会を果たせた感慨はひとしおです。 「よう辛抱しちゃったねえ」 有吉さんもまた、感じ入るようにカウンターでの食事を楽しみます。そして、4人の前に出てきたのは、お待ちかねの中華そば。どんぶりの醤油だれへ白濁した豚骨スープを注いだスープに、湯切りしたストレートの中細麺。その上にチャーシューとねぎ、細もやしをのせた、ザ・広島スタイルです。 「やっと会えたね」 有吉さん念願の味。麺をひとすすりして出てきた言葉に、思いがにじみます。こうちゃんのスープに鶏ガラは入っておらず、豚骨でうまみを取り出します。毎日、火を入れ続け、骨は3日たったら取り出すサイクル。乳白色のスープと自家製の醤油だれが織りなす甘辛くもあっさりした味は、創業当時からずっと守り続けている店のこだわりです。
「お母さんも、お店の雰囲気も全然変わらない。変わらないことがうれしいよね」 おなかも心も満たされた有吉さん。特番の撮影で果たした久しぶりの訪問でしたが、東京ではなかなか出ることのない、ふるさとならではの「いい顔」を見せた充実の時間となりました。 「やっぱり最高だよね、広島」
中国放送
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