有吉弘行も愛する広島ソウルフード ~お好み焼き&中華そば~
被爆地・広島では、焼け跡の屋台で一銭洋食が流行。たくさんの屋台がひしめき、味を競い合う中で、キャベツや豚肉、そばをはさみ込む形が編み出されます。ソースも、ウスターソースではなく、果実の甘みを生かしたとろみのあるものが開発され、いまのお好み焼きへと進化していきました。 広島のお好み焼きは、食べるときのスタイルも独特です。小ぶりな「ヘラ」で鉄板に乗ったアツアツのお好み焼きを小さく分けて直接、口へ運びます。これは屋台時代からの工夫で、洗い物を減らし、皿やはしにかけるコストを省く意図もあったといわれています。 「子どもの頃からこうしてヘラで食べていたから、口の中が鍛えられているのかな」 広島市内や、郊外に隣接する熊野町で数限りなくお好み焼きをほおばってきた有吉さん。広島っ子に染みついた習慣を忘れるはずもありません。そして、広島市出身のアンガールズ・山根さんに、上下町出身の田中さん、広島市に住んで10年目の枡田さんも、有吉さんの言葉に共感します。 「東京でもお好み焼きを食べたいってなるけど、やっぱり広島で食べたいんよね。広島で食べるお好み焼きは、なんでこんなにおいしいんだろうね」 ■広島の中華そば店は「おでん」も常識 広島県のラーメン・中華そばで、全国の人がまず思い浮かべるのは、広島県東部が発祥の「尾道ラーメン」かもしれません。醤油ベースのスープに背脂がのっている、あのラーメンです。しかし、広島市を中心とした広島県西部で一般的なのは豚骨醤油味の「広島中華そば」。こちらもお好み焼きと同様、屋台を発祥にした店が独自の進化を遂げて今に至ります。 「うわあ、懐かしいね」 「越田」と同じ日に有吉さん一行が訪れたのは、広島駅から徒歩圏内のビルに入る「中華そば こうちゃん」。屋台料理を中心に愛される、創業から40年以上の老舗です。 かつて広島のバラエティ『KEN-JIN』(RCC中国放送)にたびたび登場し、出演者とスタッフが打ち上げで通っていた名店。この番組が唯一のレギュラーだった、当時20代の有吉さんにとっても、青春の思い出が詰まった大切な場所です。
【関連記事】
- 生まれた時から「OK Baby」 全国から永ちゃんファン集結!止まらない“矢沢愛” 「主人を生き返させてくれた」 広島が誇るロックスター矢沢永吉さんコンサートで
- アンガールズ・山根さん「未知の昆虫」大発見!その名は「モトナリ」 テレビ番組ロケで新種を捕まえる 国際的学術誌も認定「日本のコメディアンが発見した」
- “三本の矢”掲げたロッカールームに13種類のバラエティーシート “サッカーを科学する”体験型アトラクションも 新サッカースタジアムの内部を公開 エディオンピースウイング広島
- 「お好み焼きはずっと残り続ける」平和記念式典に出席した大使が実際に作ってみた
- “もうひとつの府中市” をPR 広島県府中市が東京都府中市で物産展