【高校ラグビー】ヒガシであり続けた東福岡が圧勝!35度目の花園へ!
第104回全国高校ラグビー福岡県大会決勝 <東福岡80‐5筑紫 9日 ベススタ> ■東福岡であり続けるために 【写真を見る】【高校ラグビー】ヒガシであり続けた東福岡が圧勝!35度目の花園へ! 前年度の花園で準Vながら、春の選抜大会でまさかの初戦敗退に始まった今年度の東福岡。「東福岡であり続けるために何が必要なのか?」このテーマに選手たちを向き合わせて出た結論が「原点回帰」「シンプルなことを継続する」 まさに「Back to Basics」を基にチームを一から立て直したチームが、地道なスタイルに拘った筑紫に圧勝。2000年度から25大会連続で福岡県の頂上決戦を制し、35度目の花園行きを決めた。 ■開始後しばらくは筑紫の拘りが光ったが・・・ 試合は、立ち上がりから筑紫の拘りが目を引く。東福岡のキックオフからしばらく筑紫陣内で試合が進む。ゴールラインまであと5mのところまで追い込まれても、フェイズアタックに挑み続ける筑紫。流れの中でキックで前進する手段を封印し、保持したボールを継続させるスタイルで挑む戦法を徹底。相手ボールになっても、前に出るDFで圧をかけ続け、東福岡のパスが珍しく乱れるシーンもあった。しかし、開始6分、東福岡はゴール前3mのラックから出たボールを、114キロの巨漢PR武田粋幸がゴール右側から回り込んでインゴールに持ち込み、先制トライを挙げた。 ■華麗なプレー これぞヒガシ! すると、2分後には、敵陣での筑紫のラインアウトで東福岡がボールゲット、そこからパス&ランで繋ぐ。4つめのフェイズから左展開されたボールを、FL梁瀬拓斗が筑紫DFの隙間を抜け、約15mゲインのビッグプレー。さらに、フォローしていたHO須藤が40m走り切ってトライ。“これぞヒガシ”というプレーが早くも見られた。 ■東福岡の「接点の強さ」健在 決勝に臨むにあたり、東福岡の古田学央キャプテンは、勝負のカギをズバリ「接点」と言い切った。そのことば通りのプレーは、前半12分の3本目のトライに結びつく。筑紫ボールでできた接点で、そのボールを奪うターンオーバー。ここを起点に東福岡が何度か接点を作りながら、こちらはボールを奪われずに継続。3本目のトライまで持って行った。筑紫がやりたいことを、逆に東福岡がサラリとやって見せたトライ。筑紫は、「蹴って相手にボールを渡さない戦法でも、接点でボールを取られてしまう」というジレンマに陥っていく。6T5Gで40得点の東福岡に対し、筑紫はまさかの無得点で折り返した。
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