「おおさか維新の会」結成を表明 橋下徹氏ら会見全文5
「おおさか維新の会」結成を表明 橋下徹氏ら会見全文5 THEPAGE大阪
司会:はい。ではその後ろの方。 ──橋下代表にお伺いします。ダブル選で大阪都構想の再挑戦について問うということなんですけれども、それの大義についてなんですけれど、先ほど松井さんは大阪、会議で腹が立ったということをおっしゃったんですけど、とはいえ住民投票から半年で、もう1回問うということ。これについて住民にどのようにご理解を得ていくことでしょう。 橋下:これはね、報道も分かってくれてるところはだいぶ修正がかかってきたんです。日経なんかはだいぶ、だんだん分かってきてくれたなと思うんですけど、単純な再挑戦じゃないですから。大阪都構想、いいですか、どうですかって話はこれは最後の住民投票なんですよ。 これはずっと、堺市長選挙のときにもその話をしてたんだけれども、なかなかメディアが理解が足りなくて大阪都構想の是非を問う堺市長選挙だってなりましたけども、今、問うてるのは、大阪都構想の議論をもう全部完全になしにしてしまいますか、それとも議論は継続しますかっていう話なんです。で、いいかどうかの話は最後の住民投票ですよ。大阪都構想、イエス、ノーはね。
東京都政出来上るまでにも48年かかってる
さっきも言いましたけども、東京都政っていうものが出来上るまでにも、1943年に東條英機が内閣で閣議決定をしたと。そこに至るまでで48年かかってるわけですよ。そういう話なんでね。だから、議論をもう完全に終了してしまうのか、それこそ議論はまだ継続してくのか。 で、じゃあなんで焦って住民投票、あんな5月17にやったんだと。法定協議会のあの進め方はおかしいんじゃないかといろいろ言われますけどもね、法定協議会は全部フルオープンにしてるから皆さんも分かってると思いますけども、僕らは4年前の大阪府知事、大阪市長選挙のダブル選挙の民意を受けて、これは一定、大阪都構想について議論を進めることについては理解を得たという思いで議論を進めました。法定協議会っていうものもつくりましたけどもね。 自民党や民主党、公明党、共産党はもう鼻から大阪都構想反対ということで議論に、まったく中身の議論に応じなかったわけですよ。だからこれはいろんなすったもんだがありましたけども、これは維新の会、最終的には単独で設計図はまとめて、そしてわれわれの任期中の間に1回、真意を問うということで住民投票やりましたけども。 なんにもない無から有をつくり上げようと思ったら、一歩一歩形を見せていかないと議論なんかできませんから。だからあのまんま住民投票をやらずにね、法定協議会をずっと延々続けていっても、これは皆さん、新聞者の社説と同じように延々議論だけ。結論出さずにずっと100年かかっても議論だけになってしまうわけです。政治家っていうのはわれわれは、実行してなんぼ、実現してなんぼ、結果出してなんぼですから、やっぱり要所、要所で。で、これは知事が常日頃言ってるように、任期の間にね、一定の結論を出す、一定の結果を出す、一定の形を見せるということで5月の17の住民投票。なんとかあそこまで持ち込みました。 いろんな、それは政治的な駆け引きもありましたけどもね。ただ、やっぱりあの設計図では、大阪都構想の設計図では不十分だという有権者の判断が下ったのでね、それは真摯に受け止めて、柳本さんたちが言ってた大阪会議というものでできるんだったら、じゃあそれで大阪の課題、解決しましょうよと思って、大阪会議にもわれわれは賛成したんですよ。 われわれは大阪会議には反対だったんですよ。でも、これは住民投票の結果を受けて、僕らはいったん賛成に回ったと。そしたら大阪会議では2重行政についてはどうもこれ、議論しないとか、2重行政についての結果は出さないというような話になってきたんでね、そしたら大阪都構想の議論はやっぱり継続していきますかっていうことをね、もう1回問うというのは当然のことだと思いますよ。 だからこれは大阪都構想がいいか悪いかじゃなくて、議論を継続するかどうか。だから議論してもらって、吉村さんが言うようにしっかり対話をしながらね、知事がいつも言うように膝詰め談判をしながらいろんな意見を聞いて、で、また何年か後にイエスかノーかの住民投票をやったらいいんじゃないでしょうかね。 だから柳本さんがそれに対して、それだったら大阪都構想の設計図、ポンコツだってこと認めるんですね、なんてことを言いましたけど、いやそれは、ポンコツを認めるも何も僕ら政治家なんですから、一定の形あるものを見せなきゃいけないから5月17で1回区切りを付けて、これでたたき台が、もう土台ができたわけですから、さらによりいいものにしていくためにこれから議論をしていきましょう、という、議論していきますかっていうのが僕らの問い掛け。 いやいやもう、大阪都構想の議論は要りませんよっていうんだったら柳本さんたちを当選させればいいと思います。ただ大阪都構想の議論やめたところで大阪会議では何も動かないってことがはっきりしてるし、大阪を副首都にするとか、それからリニアモーターカーを大阪に持ってくるとか、北陸新幹線を大阪に持ってくるとか、経済成長戦略を大阪で大々的にこれ、展開してくってことを考えたら、それは大阪府、大阪市が併存してるままではこれは絶対に無理です。大阪都庁っていうものが絶対に必要だってことになると思うんですけどね。こういうことをまたダブル選挙で訴え掛けていきたいと思いますね。