「おおさか維新の会」結成を表明 橋下徹氏ら会見全文5
引退するまではどのような形で?
──すいません、もう1点。新党の綱領の話なんですけれども、橋下さん先ほど、野党再編については賛成だっていうふうにおっしゃったんですけれど、維新の党の綱領のときも、改革勢力の結集というような文言があったんですけど、今回は入ってないと思うんですが、これは、文言を抜かれたっていうのはどういう理由からなんでしょう。 橋下:改革勢力の結集ってやると、維新の党の国会議員のように間違って考えてしまう国会議員がいるんだなっていうことをあらためて認識したんで、改革勢力の結集で、今、やってることが改革勢力の結集じゃないじゃないですか、そんなの。国民の誰が見たって、そんなこと分かりますよ。ええ。だから改革勢力の結集って言葉使ったら、永田町ではああいうふうに解釈するんだなと思ったんでね。 いや改革勢力の結集をやるのは当然ですよ。野党再編やらなきゃいけないのも当然です。だからそれはしっかり軸をつくって、まず芯、軸、本当にこの改革をやり抜く有志メンバーでそういう軸をつくった上で、そこにこの指止まれで集まってくればいいと。それが野党再編のやり方だと思いますけど。 そんなの、維新の党と民主党でこれ、政策協議やってどうするんですか。国民、そんなのなんにも期待なんかしてませんよ。これ、永田町にいたら勘違いしちゃうんでしょうかね。で、維新の党の顔ぶれ見てくださいよ。みんな民主党の落選組じゃないですか。あれ、維新の党と民主党引っ付いて、民主党になるだけじゃないですか。民主党で落ちた人を維新の党を通過して、また民主党に戻すっていうね。なんかもうそんな維新の党っていうのは、民主党の落選者を民主党にもう1回放り込むための装置に成り下がってしまったから、こんなの国民からもうそんなの、見捨てられるに決まってるじゃないですか、そんなことをやってたら。 司会:はい。続きまして。じゃあ、真ん中。はい。 ──橋下代表にお伺いしたいんですけれども新党の件で、先ほど市長を引退されたあとは政治的には関与されないとおっしゃってましたけれど、10月の24日の結党大会から引退されるまではどのような形、お立場で関わっていくことになるんでしょうか。 橋下:新党の代表選挙がしっかりできれば、その代表が当然、国政政党・おおさか維新の会を引っ張っていくんでしょうけども、代表に一番今、ふさわしいと誰もが思ってる松井知事が、知事選挙に突入していきますから、これ、代表選挙をやってる場合じゃないわけですね。そしたら12月18までは大阪維新の会の代表として国政政党・おおさか維新の会の実務もある程度やっていくことになるのかも分かりません。それはまだ決まっていません。ただ地域政党・大阪維新の会の代表ですから、国政政党・おおさか維新の会の代表の実務を、暫定的にやるっていうことはありうるのかも分からないですね。そこはまだはっきり決まっていません。 ただ国政政党・おおさか維新の会の代表選挙を11月中にやるっていうのは、これはもう不可能な話ですから、そうであれば暫定的に誰が実務をある程度、取り仕切っていくのかなということになれば、僕が12月18まではやっていかざるを得ないのかなというふうには思っています。