【NFL】QBの将来を決定するプロセスについて「やるべきことはまだたくさんある」とコマンダースGMピータース
ワシントン・コマンダースのジェネラルマネジャー(GM)に就任したアダム・ピータースはそれまで、クオーターバック(QB)を獲得するためにあらゆる手段を講じてきたサンフランシスコ・49ersに所属していた。49ersはトレードでベテラン選手を確保するだけにとどまらず、フリーエージェント(FA)の選手と契約したり、ドラフトで高順位の指名権(トレードアップしてトレイ・ランスを獲得)と低順位の指名権(ドラフト最下位でブロック・パーディーを獲得)の両方を使ったりしてそのポジションに対処してきた。
ピータースGMは現在、ここ数年QBポジションで苦戦を強いられてきたコマンダースで、そのポジションを確固たるものにすることを任されている。その仕事にふさわしい選手――あるいは選手たち――を見つけるのが容易ではないことはすでに判明していると言えよう。
ピータースGMは現地27日(火)に2024年NFLスカウティングコンバインの場で「やるべきことはまだたくさんある」と述べている。
コマンダースにはその方法を模索する中で有利な点がいくつかある。まず、過去18試合で先発を務めたQBサム・ハウエルは2024年にチームに戻ってくる予定だ。そして、コマンダースは非常に有望なQB候補生が複数いると見られている2024年NFLドラフトの全体2位指名権を保有している。さらに、コマンダースは他チームからベテラン選手を呼び寄せるのにお金を使うにしても、サラリーキャップに余裕がある状態だ。
それは朗報だと言える。悪いニュースはあるのか? クオーターバックを選ぶのは難しいと強調したピータースGMは、こうコメントしている。
「もしその答えを知っていたら、私は別の場所にいただろう。たぶん引退していただろうね。映像以外にも、調べるべきことがものすごくたくさんある。ディフェンシブエンド(DE)を評価する場合、ニック・ボサやマイルズ・ギャレットがどう見えるかは誰でも分かると思う。クオーターバックの場合、才能やスキルセット、腕の強さといったこと以外にも、微妙な違いをたくさん確認しなければならない」