【NFL】QBの将来を決定するプロセスについて「やるべきことはまだたくさんある」とコマンダースGMピータース
疑う余地のない先発QBを見つけることが望ましいとは理解しているものの、QBポジションに対して手当たり次第に攻めていくアプローチを取ることは悪いアイデアではないかもしれないと考えているピータースGMは次のように語った。
「クオーターバックでもどのポジションでも、人が人を評価するわけだから、ミスを犯すことはある。当てる確率が高いかどうかが問題なのだ。ドラフトでは、できる限り多くの選手を引き当てようとするもので、1巡目であろうと7巡目であろうと、どのタイミングで指名しようと、当たりを引けば引くほど、それがチーム作りにつながる」
ハウエルは少なくともその解決策の一部になると期待されている。昨季はNFLで最多のインターセプト(21回)とサック(65回)を喫したものの、パスヤードではあと一歩で4,000ヤードというところまで迫り、タッチダウンもランとパスで合わせて26回を記録した。
最近、ハウエルとコマンダースの施設の周りで「散歩した」と明かしたピータースGMは、「少しは前より彼のことを知ることができたし、彼についてとてもいい感触を得てもいる。だから、私たちにできることはさまざまあるが、それでも彼については本当に楽しみにしている」とつけ加えた。
コマンダースに新たに加わった他の2人――ヘッドコーチ(HC)ダン・クインと攻撃コーディネーター(OC)クリフ・キングスベリー――も、どのクオーターバックを起用するかに影響力を持つだろう。昨シーズン、南カリフォルニア大学(USC)に所属していたキングスベリーOCがドラフト全体1位指名を受ける可能性があるQBケイレブ・ウィリアムズと面識があることは、この2人がタッグを組むというアイデアをエキサイティングなものにしている。ワシントンD.C.出身でもあるウィリアムズは、2016年シーズン以降に勝率.500を超えたことがないフランチャイズに活力を与えるだろう。
ドラフト全体1位指名権を保持しているシカゴ・ベアーズが、コマンダースより先にウィリアムズを指名する可能性はある。ベアーズがトレードで他チームが全体1位指名権を手に入れられるようにする場合、コマンダースもその候補として名を挙げなければならないのだろうか。ピータースGMの口ぶりから判断すると、コマンダースはベアーズがどのような見返りを求めているのかを確認するために連絡するかもしれない。