アウディ「新時代の幕開け」 新型Q6 eトロン発表 517馬力の高級SUVはすべてが新しかった
航続距離は最長625km 超急速充電に対応も
1回の充電での航続距離は最長625km(欧州WLTPサイクル)で、電費は6.1km/kWhとなる。SQ6 eトロンでは出力が増すため、航続距離は600kmに短縮される。 全車、強度を調整可能な回生ブレーキシステムを搭載し、パドルを使って手動で設定するか、ワンペダルモードに切り替えることができる。 Q6 eトロンは800Vの高電圧システムを採用し、超急速充電を可能とした。最大270kWの充電に対応し、適切な条件下では10分で255km分のエネルギーを補給できる。 アウディによると、最大135kWの低速400V充電器では、バッテリーが2つのバンクに分かれて並列充電され、充電速度と効率を最大化するという。 家庭用充電器は最大11kWhに対応し、AC充電ポートがボディ左右に1基ずつ(いずれもリア側に)装備されている。 現在はデュアルモーターの四輪駆動モデル(クワトロ)のみが設定されているが、今後シングルモーターの後輪駆動モデルや83kWhバッテリー仕様も追加予定だ。
力強い外観デザイン、表情豊かな照明技術
Q6 eトロンのボディサイズは全長4771mm、全幅1939mm、全高1648mm、ホイールベース2899mmとなっている。 スタイリングとしては、新解釈の「シングルフレーム」グリルを採用し、ヘッドライトは上下2分割として上部にデイタイム・ランニング・ライト、下部にメインビームを配置。 フロントバンパーにはがっしりとしたエアインテークも備わる。サイドは「クワトロ・ブリスター」と呼ばれるフェンダーデザインにより力強さを表現した。 リアエンドにはフルワイドのライトストリップと、「アクティブ・デジタル・ライト・シグネチャー」を特徴とするOLEDリアライトが装備される。これは6つのパネルと360のセグメントからなる新技術で、10ミリ秒ごとにパターンをわずかに変化させたり、周囲の車両に情報信号を与えたりと、さまざまな機能が実装されている。例えば、ハザードランプを押すと警告の三角マークが点灯する。