「成長して完全な選手になった」決定力示したミランの”運ぶレジスタ”に伊解説陣が賛辞!変化の背景を解説 | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】ミランは、日本時間21日のセリエA第17節ヴェローナ対ミラン戦(0-1)でリーグ戦3試合ぶりの勝利を収めたが、『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣が見解を示した。 【動画】ラインデルスが決めた!
直近のリーグ戦では、アタランタに敗れ、格下のジェノアとスコアレスドローに終わって8位に沈むミラン。ジェノア戦でスタメンを外れたDFテオ・エルナンデスを巡って憶測が流れ、指揮官パウロ・フォンセカも周辺が騒がしくなる中、敵地でヴェローナとの一戦に臨むと、56分のティジャニ・ラインデルスのゴールにより、辛くも勝利を手にした。 フォンセカは試合終了後、『ダゾーン』のインタビューで語り、自陣のパフォーマンスを振り返った。「前半、試合に入るのがやや遅かったように思う。相手にチャンスを何も与えなかったが、判断ミスが多すぎた。改善して、よりアグレッシブにならなければならない」と分析。それでも「多くの選手が不在の中で、この勝利には満足している。失点がなく、守備面においても安定していた」と満足感を示した。
飛躍を遂げたラインデルス
そんな一戦について、イタリアの中継でピッチリポーターを務めたトンマーゾ・トゥルチ記者と、元イタリア代表MFのマルコ・パローロ氏らが見解を示した。『ダゾーン・イタリア』の解説陣は、今シーズンの公式戦8点目となる決勝点を挙げて3ポイントをもたらしたラインデルスに賛辞を贈った。 トゥルチ記者は「ティジャニ・ラインデルスは確かな選手だ。昨シーズンは普通の選手だったが、今シーズンは異なる立場を確立したように思う」と指摘。するとパローロ氏が語った。「その通りだ。ゴールを挙げて決定的となることで自信がつき、成長して完全な選手になった」と称えた。 また得点シーンを振り返り、「彼は(パスの出し手のユスフ)フォファナが狙おうとしているスペースを直感的に理解している」と解説して続けた。 「ヴェローナの守備は陣形が整っていたが、(フォファナの)縦への左足のパスは並外れていたよ。そしてラインデルスは正しいタイミングで侵入し、(GKロレンツォ)モンティポが何もできないようなシュートを放った。滑らかで自然なプレーだった」 さらに人気解説者のパローロ氏は、ラインデルスとフォファナの2人を称賛した。 「2人は、決定的な場面においてもボールを奪取し、ボールを落ち着かせていた。そして、チームメートたちも彼ら2人を探していた。ミランはこの2人にかなり支えられている。フォンセカは2人を大切にしてうまく使っていくべきだ」
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