鮮やかに２ゴールを決め、パフォーマンスを披露するFW三浦知良

◆南雄太引退試合　ブルーレジェンズ１０―１０雄太フレンズ（２１日・ＮＡＣＫ） 　Ｊリーグ通算６６６試合に出場した元日本代表ＧＫ南雄太の引退試合が行われ、Ｕ―２０ワールドユース準優勝メンバーやシドニー五輪世代が集結した「ブルーレジェンズ」と、南が在籍したクラブでともにプレーした選手による「雄太フレンズ」が対戦。試合は１０―１０で引き分けた。 ＊　　＊　　＊ 　キングカズこと三浦知良がさすがの存在感を発揮した。５７歳は後半２５分からピッチに入ると、右からのグラウンダーのクロスに腰をひねり、右足で強引にゴールにねじ込んだ。 　直前に元日本代表ＤＦ加地亮が豪快なゴールを決め、「カズダンス」ならぬ「カジダンス」を披露していたこともあってか「カズダンス」は見送ったものの、軽やかなステップを踏んで決めポーズ。会場が大いに沸いた。 　さらに終盤には右からのクロスを巧みに頭で合わせ、この日２点目もゲット。１０―１０で引き分けたために行われた最後のＰＫ戦では最終５番手で登場し、右上を狙ったキックが南の手をかすめ、バー直撃となって失敗に。最後は南に花を持たせ、主役の座を譲った上で颯爽とピッチを後にした。