現役ドラフトで巨人から阪神へ、畠世周は生まれ変わり誓う 「甲子園の風もうまく利用したい」
9日の現役ドラフトで巨人から阪神に移籍した畠世周投手(30)が16日、今季1試合登板に終わった悔しさを晴らすべく、新天地で新たな姿を見せることを誓った。 「他球団に行くのでアピールしないと」と、例年よりもハイペースで自主トレに励んでいる。この日はジャイアンツ球場のブルペンで、捕手を座らせた状態で変化球も交えて投球。詳細は明かさなかったが、新たな変化球も試し「対ジャイアンツでは丸裸にされている状態。一つでも違うものを使いたい」と”ニュー畠”となって古巣を封じることを期した。 阪神の藤川球児監督(44)は、畠に右の中継ぎとしてフル回転の期待をかけている。「望まれて(阪神に)行けるというのはすごくいいこと。自分はフライピッチャーだから、甲子園の風もうまく利用したい」と畠。愛着のある巨人のチームメートとの対戦にも「生きるか死ぬかの戦いなので、当てたときは土下座します」と冗談交じりながら、厳しく攻めることを宣言した。
中日スポーツ