センバツ、18日開幕 3年半ぶり声援解禁 選手ら健闘誓う
第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は18日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕し、東北(宮城)―山梨学院の試合を皮切りに、14日間(準々決勝、準決勝翌日の休養日各1日を含む)の日程で行われる。 【開会式リハーサル 行進の練習をする選手たち】 今大会も新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインを設けているが、観客の上限人数は設けず、春夏の甲子園では2019年夏以来、3年半ぶりに声援が解禁され、観客のマスク着用も個人の判断となる。 出場校関係者などを対象とした一律のPCR検査は行わず、体調不良者が出た場合に必要に応じて実施する。選手が新型コロナに感染するなどした場合、試合開始2時間前まで出場登録選手の入れ替えができる。 今大会から投手らの負担軽減を考慮し、延長十三回からのタイブレーク制度が延長十回からに変更された。 ◇リハーサル 開会式の動き確認 開会式は全出場校の選手らが参加して開催される。17日は甲子園で開会式のリハーサルがあり、入場行進や選手宣誓など一連の動きを確認した。選手宣誓をする高松商(香川)の横井亮太主将(3年)は「リハーサルでは若干(言葉が)飛んだので、もう一度覚え直して本番に備えたい」と語った。 前回センバツ優勝の大阪桐蔭の前田悠伍主将(3年)は「外野から内野に歩く時、去年の夏に下関国際に負けて、一塁側を歩いたことを思い出した。苦い思い出がいい思い出になるように頑張っていきたい」と意気込んだ。 日本高野連は17日、第95回大会の出場校の投手を対象に行った肩、肘の関節機能検査の結果、投球禁止の大会規定に触れる投手はいなかったと発表した。【大東祐紀】