十両・阿武剋が相撲教習所卒業 日体大の同級生・大の里の最速Vに刺激「いずれ土俵で勝負したい」
大相撲の十両・阿武剋(おうのかつ、阿武松)が30日、東京・両国国技館で行われた相撲教習所の卒業式に出席した。証書を手にし、「毎日楽しかった」と教習所に通った半年間を振り返った。特に楽しかった授業には習字を挙げた。 モンゴル出身の阿武剋は、新十両だった夏場所は13勝2敗と好成績を残したが、14勝1敗で優勝した若隆景(荒汐)にはわずかに及ばなかった。「初めての15日間で、できるだけ疲労をためないようにしてきた。悔しい。あと1番だったので、優勝したかった」と思いを語った。 史上最速となる初土俵から7場所目で幕内優勝を果たした小結・大の里(二所ノ関)は日体大時代の同級生。「強すぎる。いずれは土俵で勝負したい」とライバルへの闘志を燃やした。卒業後は「電車移動がなくなるので、朝が早いのは変わらないけど、部屋の稽古を頑張りたい」と意気込んだ。
報知新聞社