ビル・ロビンソンの弟子が全日本プロレス入団!明るく・楽しく・激しい“バカの時代”が到来へ!
2日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『ニューイヤーウォーズ2025』が開催。鈴木秀樹が全日本プロレス入団を発表した 鈴木は郵便局員を経てU.W.F.スネークピットジャパンに入門。ビル・ロビンソンに師事し、ひょんなことから2008年11月にIGFでデビューを果たした。 2014年にフリーとなり、女子プロレス団体も含む数多の団体で活躍。その技術力が評価され、2021年にはWWEに招聘されてパフォーマンスセンターのコーチ兼選手としても活躍。帰国後にはNOAHを主戦場としていたが、現在は諏訪魔との因縁を再燃させて全日本プロレスへ本格参戦中。諏訪魔との愛憎劇の末に生まれたタッグおよびユニット【バカの時代】で暴れまわっており、諏訪魔とは世界タッグ王座戴冠も果たした。 リング上のパフォーマンスもさることながら、“明るく楽しく激しいプロレス”を体現していると言える【バカの時代】の誕生は全日本に新しい風を吹き込んだ。その中心人物たる鈴木も全日本にはなくてはならない存在となっていった。
今大会は毎年恒例となっている1月2日の後楽園ホール大会。年始の大会では新入団選手のお披露目が恒例となっていたが、入場式の最中に鈴木の入場曲がかかると場内は驚きの声と歓声で満ちる。 鈴木は全日本のジャージではなくスーツ姿であったが、「全日本プロレスの、鈴木秀樹です」と一言だけ挨拶して全日本入団を表明した。 入団の理由を問われた鈴木は「まあ急にいろいろと話が出来上がっていって。ま、自然な流れですね。必要とされてるというのがすごく分かったので。で、僕も必要としているという感じですかね。タッグは1回獲りましたけど。そういうリング上の実績で言うと、三冠も1回しか挑戦出来てないですし、まだ獲ってないしもちろん。リング上ではそこが一番の目標です。あとは、大きい人たちの中でやるプロレスはやっぱり面白いなと思いました」と淡々と語る。 そして「このままやることが一番」と所属になったからと言って何かを変えることは無いとしつつも、「SNSは少し気をつけます(笑)みんなに優しくしようかなと。反省してますね。明日からまた巡回をしようかなと」と名物となっているSNS上でのバトルについても言及した。
鈴木の所属初戦は3日の世界タッグ王座挑戦(斉藤ジュン&斉藤レイvs鈴木秀樹&関本大介)の見込みであったが、この日のメインの新春バトルロイヤルに参戦。 諏訪魔とのイチャイチャで序盤からリング内外を引っ掻き回して場内を盛り上げ、バカの時代の仲間である阿部史典をダブルアーム・スープレックスで失格に追い込む活躍を見せる。最後の3人になるまで生き残ったが、ぶら下がり式首4の字固めを仕掛けた際に場外へと放り出されて失格。所属初日での初勝利は惜しくも逃した。