キャリア22年目に臨むレイカーズのレブロン「フィジカル面で本当に調子がいい」
10月1日(現地時間9月30日、日付は以下同)。NBAではボストン・セルティックス、デンバー・ナゲッツを除く28チームがメディアデーを開催し、翌2日からトレーニングキャンプが始まり、各チームが2024-25シーズンに向けて本格始動した。 リーグ最年長の39歳で、今年の年末には40歳を迎えるレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)は、ビンス・カーター(元トロント・ラプターズほか)と並んでNBA歴代最長タイのキャリア22シーズン目に臨む。 今シーズンは今年のドラフト2巡目全体55位でレイカーズが指名した長男のブロニー・ジェームズとの“NBA史上初の親子共演”があり、“パープル&ゴールド”のユニフォームに袖を通して7年目の“キング”は「体調はいい。最高の夏を過ごせた」と自信を見せていた。 「フィジカル面で本当に調子がいい。メンタル面もすごくいいし、シャープな状態で、すごくフレッシュなんだ。一緒にやっていくのが楽しみだ。将来に待ち受けていることについては考えていない。今この瞬間を生きるってやつさ。なかでもブロニーがここにいるからね。この瞬間が当たり前のことだとは思っていない」 今夏レブロンはアメリカ代表でパリオリンピックへ出場。ブラジル代表のマルセロ・ウェルタス(41歳)に次ぐ大会2番目の最年長選手だったにも関わらず、平均24.5分14.2得点6.8リバウンド8.5アシスト1.3スティールにフィールドゴール成功率66.0パーセントを残し、大会MVPとオールスター5(大会ベスト5)に選出され、見事アメリカを大会5連覇へ導いた。 NBAプレーオフの7ゲームシリーズ(4戦先勝)とは異なり、オリンピックの決勝トーナメントは負けたら終了の一発勝負。アメリカもセルビア代表との準決勝、フランス代表との決勝はタフな戦いになり、レブロンにとって「(プレーオフの)第7戦が2連戦」あったようなものだったという。 「有意義なバスケットボールをプレーできて最高な気分だった。この年齢で、これまでずっとプレーしてきた俺がコートへ出て、この(ハイレベルな)環境でプレーできていることで『俺はまだまだたくさんプレーできるんだ』と思わせてくれた。そして、俺はチームが究極の勝利、金メダルやラリー・オブライエン・トロフィー(NBAのチャンピオンシップ)を勝ち取るうえで重要な部分で助けることができるんだとね。俺は今でもそれを成し遂げることができるんだ」 レイカーズはJJ・レディック新HC(ヘッドコーチ)の下、レブロンとアンソニー・デイビスの両輪を、ディアンジェロ・ラッセルやオースティン・リーブス、八村塁らが支える。6日からプレシーズンゲーム計6試合をこなし、23日にミネソタ・ティンバーウルブズとのレギュラーシーズン開幕戦を迎える。
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