ウ大統領、外国軍駐留の案を検討 NATO加盟まで
【キーウ共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は9日、ウクライナの安全を保証するには北大西洋条約機構(NATO)加盟が必要だとした上で、加盟までの間、外国軍がウクライナに駐留する案を検討していると述べた。首都キーウ(キエフ)で記者団に述べた。 【写真】早期のウクライナ戦争終結で一致 パリで3者会談 トランプ氏「世の中は少しおかしくなっている」
ゼレンスキー氏は「ウクライナはすぐにはNATOに入れないが、加盟交渉への招待は可能だ」と指摘。ウクライナがいつまでにNATOに加盟できるかを明確にし、それまでの間、外国軍駐留によって安全を保証する案を検討するとした。 ゼレンスキー氏とトランプ次期米大統領、フランスのマクロン大統領は7日、パリで3者会談を実施した際、こうした案を協議した可能性がある。マクロン氏は今年2月、欧米諸国の部隊をウクライナに派遣することを「排除すべきではない」と発言していた。 フランスのルモンド紙は11月、フランスと英国が欧州各国からのウクライナへの派兵を議論していると報じた。米メディアによると、トランプ氏の政権移行チームでは、ロシアとの戦闘を凍結し非武装地帯が設けられた場合、欧州諸国が警備を担う案が浮上。