日米地位協定「同盟の持続性高める観点で」改定巡り首相が説明 参院代表質問
石破茂首相の所信表明演説に対する各党代表質問が4日、参院本会議で行われ、衆参両院での3日間の日程を終えた。首相は、自民党総裁選で訴えた日米地位協定の改定について「在日米軍の信頼性、同盟の強靱性、持続性を高めていく観点から検討し、適切に判断したい」と説明した。 墜落事故を起こした米空軍輸送機CV22オスプレイに関しては「安全性を確認してきており、配備撤回を求める考えはない」と表明した。「配備は、災害救援や離島防衛を含むわが国の安全保障に重要な意義を有し、抑止力、対処力の向上に資する」とも指摘した。 また、「闇バイト」への対策を巡り「警察官の増員や装備資機材の高度化を進める」と述べ、サイバーパトロールを強化する方針を明らかにした。選挙違反などで当選無効となった議員の歳費返納を義務づける法改正にも意欲を示した。