【巨人】岸田行倫は倍増 2150万円増の4300万円「個人的にはすごくいいシーズンだった」
巨人岸田行倫捕手(28)が27日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、倍増を勝ち取った。 【一覧】巨人の契約更改状況 年俸2150万アップの年俸4300万でサインした。今季は自己最多となる88試合に出場し、リーグ制覇に貢献した。打率2割4分2厘、4本塁打、26打点。6月11日楽天戦では球団通算1万1000号となる本塁打もマークした。「今までこうやって試合に出続けることがなかったので、今年1年、個人的にはすごくいいシーズンだった。苦しいこともうれしいこともいろいろ経験できた1年だったなと思います。本当に落とせない試合でも結構スタメンで使っていただいたりもして、そういう試合をものにできたのも自信につながりました」と振り返った。 盗塁阻止率4割7分5厘はリーグトップだった。「刺した次の回に逆転したりという試合は何度もあったので、本当に流れを変えられるプレーだと実感した。自分はいつでも刺せるじゃないですけど、それぐらいの気持ちでシーズン中はできていた」と試合を重ねる中で自信を深めた。ゴールデングラブ賞の捕手部門でもDeNA山本に次ぐ2位に食い込み、「やっている以上は本当に目指したい。可能性のあるところだなと感じているので。もっともっと捕手としてスキルを上げて狙っていきたい」と言った。 来季に向けては「チームで一番試合に出るつもりで練習をしている。勝った時の喜びも、負けた時の責任感もすごく感じた。それほどチームを背負っているというか、キャッチャーは大事なポジションだと思う。責任感を持ち、もっとピッチャー、チームからと信頼を得られるように」と力を込めた。(金額は推定)