ル・マン市内での公道パレード開催が決定。ハイパーカー全車種含む17台+ゲスト2台が走行へ
ACOフランス西部自動車クラブは5月27日、6月に行われる第92回ル・マン24時間レースの公開車検の締めくくりとして、9台のハイパーカー含む参戦車両によるパレードを、ル・マン市内の公道で行うと発表した。 【写真】2023年の公道パレードに参加したCARGUYカラーのフェラーリ488 GTE Evo(ケッセル・レーシング) 6月7~8日にル・マン市内のリパブリック広場で行われる恒例の公開車検。その最終日となる8日(土)の15時30分から、レースにエントリーする9台のハイパーカー、1台のLMP2、7台のLMGT3マシンと2台のゲスト車両によるパレードが行われることになり、参加車両とコースが発表された。 2023年の100周年記念大会でも同様のパレードが開催されたが、規模は小さなものだった。2024年は前年の2倍となる2.1kmの周回ルートが設定された。また、昨年は参加しなかったハイパーカー勢が、今年はパレードに姿を見せることとなった。 レーシングカーはサルト川沿いのローマ時代の城壁のふもとにあるルイ・ブラン通りから出発し、ウィルバー・ライトトンネルを経由、ガンベッタ通り、現在の車検会場であるリパブリック広場、ルネ・ルヴァスール大通り、そして以前の車検会場であるジャコバン広場を通過するコースをたどる。 参加車両には、先日発表されたBMW Mハイブリッド V8の“アートカー”をはじめ、ハイパーカークラスでは全マニュファクチャラーから各1台が名を連ねている。トヨタGAZOO Racingからは小林可夢偉組の7号車GR010ハイブリッドが参加する。 また、『スパイク』カラーが施されるAO・バイ・TFの14号車オレカ07・ギブソンが、LMP2では唯一参加する。 LMGT3では、フェラーリ、ポルシェを除く7マニュファクチャラーの車両がパレードを走行。バレンティーノ・ロッシ組の46号車BMW M4 GT3(チームWRT)のほか、小泉洋史組のシボレー・コルベットZ06 GT3.R(TFスポーツ)、ル・マンでは濱口弘も加わる佐藤万璃音組の95号車マクラーレン720S GT3 Evo(ユナイテッド・オートスポーツ)も参加予定リストに入っている。 これら17台の2024年参戦車両に加わるのは、ポルシェ911ターボのセーフティカー、そして100年前の1924年大会の優勝車両、ベントレー・3リッター・スポーツだ。なお、昨年の100周年大会では、1923年の第1回大会優勝車両もパレードに参加していた。 ACOが発表したパレード参加車両リストは、以下のとおり。 ・ハイパーカー No.2 キャデラックVシリーズ.R(キャデラック・レーシング) No.5 ポルシェ963(ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ) No.7 トヨタGR010ハイブリッド(トヨタGAZOO Racing) No.11 イソッタ・フラスキーニ・ティーポ6-C(イソッタ・フラスキーニ) No.19 ランボルギーニSC63(ランボルギーニ・アイアン・リンクス) No.20 BMW Mハイブリッド V8(BMW Mチーム WRT) No.36 アルピーヌA424(アルピーヌ・エンデュランス・チーム) No.51 フェラーリ499P(フェラーリAFコルセ) No.94 プジョー9X8(プジョー・トタルエナジーズ ・LMP2 No.14 オレカ07・ギブソン(AO・バイ・TF) ・LMGT3 No.27 アストンマーティン・バンテージAMR(ハート・オブ・レーシングチーム) No.46 BMW M4 GT3(Team WRT) No.77 フォード・マスタングGT3(プロトン・コンペティション) No.78 レクサスRC F GT3(アコーディスASPチーム) No.82 シボレー・コルベットZ06 GT3.R(TFスポーツ) No.85 ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo2(アイアン・デイムス) No.95 マクラーレン720S GT3 Evo(ユナイテッド・オートスポーツ) ・ゲスト ポルシェ911ターボ(セーフティカー) ベントレー・3リッター・ターボ(1924年ルマン優勝車) [オートスポーツweb 2024年05月28日]