レイヤー2にさらなる分散化を求め圧力:イーサリアム創設者のブテリン氏
「補助輪」を外す
ブテリン氏は、L2プロジェクトを0~2の3つの段階に分類している。ステージ0は、レイヤー2ネットワークが完全に補助輪に依存している段階。ステージ1は、限定的に補助輪を利用しているが、不正防止機能を備えている段階。不正防止機能とは、レイヤー2のトランザクションをベースとなるイーサリアムブロックチェーンで決済する際に、単一の中央集権的エンティティを必要としない重要な暗号化プロセスのことだ。ステージ2は、プロジェクトが完全に分散化されていることを意味する。 レイヤー2の情報を集約しているL2Beatは、各レイヤー2プロトコルが、どのようなステージにあるかを追跡している。現在、主要ロールアップでステージ2に達しているものはない。ステージ1に達しているのは、Arbitrum One、OP Mainnet、zkSync liteのみ。 「ロールアップがマルチシグとして称賛される時代は終わりを迎えている」とブテリンはXに記した。 「暗号化による信頼の時代が到来している」 |翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部|画像:イーサリアムの共同創設者、ヴィタリック・ブテリン氏(Margaux Nijkerk)|原文:Ethereum's Vitalik Buterin Amps Up Pressure on Layer-2 Networks to Decentralize Further
CoinDesk Japan 編集部