【紫苑S】クリスマスパレード いざ飛躍の秋 関東オークス9着から3カ月休養→芝に戻って仕切り直し
「紫苑S・G2」(7日、中山) 京成杯AHに参戦するコラソンビート、来週のセントライト記念にスタンバイするコスモキュランダと、春をにぎわせた3歳勢が続々と始動する加藤士厩舎。そこにもう一枚加勢すべく秋華賞トライアルに挑むのが、キタサンブラック産駒のクリスマスパレードだ。 デビュー2連勝で臨んだフローラSは善戦及ばず4着。大外枠から果敢に攻めたが、あと一歩のところで樫への切符を逃した。その後、陣営は関東オークスに挑戦。結果は9着と振るわなかったが、伊藤助手は「走る気持ちはあっても滑って滑って…。結果的にダートは合わなかったけど、ナイター競馬でも我慢できていたし、いいチャレンジだった」と前を向く。 3カ月の休養を経て、芝に戻っての仕切り直し。1週前の併せ馬ではコラソンビートにしぶとく食らいついて上々のタイムをマークした。飛躍の秋へ、伊藤助手の期待は大きい。「気性面が大人になってきたし、体にも幅が出てきた。とにかくレースセンスのいい馬。フローラSの内容からもいい競馬ができると思う」。厩舎一丸となり、三本の矢でG1を獲りにいく。