圧巻の吹き抜けの下にあるカフェラウンジ「the LOUNGE」。夜は宿泊者は無料のアートラウンジになる

　ホテル内外には椅子やテーブルがあちこちにあるので、座ってコーヒーでも飲みながらゆっくりアート鑑賞をするのも良いですね。サウナ好きなら、明るいうちからホテル自慢の貸切サウナを利用するのもおすすめ（予約制）。 　そうこうしているうちに、あっという間に夕食の時間になりました。

全ての料理がサプライズ！食を通して群馬を知る究極のディナー

東京・麻布台ヒルズのミシュラン二つ星「フロリレージュ」のオーナーシェフ川手寛康氏が監修しているレストラン。食のガイド『ゴ・エ・ミヨ』に3年連続掲載

　ホテルステイの楽しみといえば、食事ですよね。メインダイニング「the RESTAURANT」では群馬県の食材や食文化を取り入れた、フレンチベースの創作料理が次から次へと出てきます。

ディナーコース 16500円の一部

　全10品のコース料理はどれも、それはもう美しくておいしくて、驚きと感動の連続！　先程まで芸術にどっぷり浸かりましたが、今は芸術を体の中に取り入れている気分です。最後には群馬名物「焼きまんじゅう」が予想外の姿で登場し、思わずクスリ（見てのお楽しみ）。

ペアリング（アルコール・ノンアルコール・MIX） 1万円

　料理もさることながら、本当に楽しかったのがノンアルコールのペアリング。毎回見たことがない、そして味わったことがない飲み物が登場します。長いこと食に関するお仕事に携わっていますが、ノンアルコールでこんなに胸が躍ったのは生まれて初めてです。

中心左がシェフ・片山ひろ氏、右がソムリエの児島由光氏

『白井屋ホテル』が食にかなり力を入れていることは知っていましたが、ここまでとは。シェフたちの軽快なトークもあり、あっという間の至福の時間でした。女性ひとりでも気後れすることなく過ごせる、あたたかな空気感も良かったです。

夜は極上空間でのんびりリラックス

21時からはレアンドロ・エルリッヒ氏の作品「Lighting Pipes」がライトアップされ、雰囲気がガラリと変わる

　豊かな緑とアートに囲まれ、吹き抜けが気持ちが良い「the LOUNGE」。17時から宿泊者は無料で利用できるアートラウンジとなり、種類豊富なアルコール、ソフトドリンク、軽食が楽しめます。座り心地のいいソファーに身を委ね、今日ふれた芸術の数々を思い返す。なんと幸せな時間でしょう。

群馬尽くしの朝ごはんで、1日の最高のスタートを切る

3300円。朝ごはん付きの宿泊プランを選ぶのがおすすめ

　群馬県の食材を使ったものを中心に、お皿いっぱいに料理が並んでいます。丁寧に作られた食材を、丁寧に料理し、私たちが丁寧にいただく。とっても良い朝です。体の中から活力が湧いてくるようです。