27日~28日 再び強烈寒波 日本海側は荒天や大雪 帰省に影響 年末年始の天気は
年末年始 日本海側は雪の降る日が多い 太平洋側は空気乾燥と寒さ続く
31日(火)の大晦日は、日本海側は雪や雨の降る所が多いでしょう。太平洋側はおおむね晴れて、空気の乾いた状態がまだまだ続きます。火の元には、くれぐれもご注意ください。 太平洋側では1月1日(水)も晴れて、初日の出を拝めることができるでしょう。ただ、3が日にかけても厳しい寒さが続きますので、初詣などお出かけを予定されている方は万全の寒さ対策が必要です。 日本海側では、5日(日)にかけても雪の降る所が多いでしょう。北海道から東北の日本海側では、ふぶく日もありそうです。普段、雪に慣れない地域から車での帰省や旅行などを予定されている方は、スリップ事故などに注意が必要です。
車の立ち往生やスリップ事故などに注意
今回の大雪で、雪に慣れている地域でも車のスリップ事故などが多発しています。雪道を運転する際に気をつけていただきたいポイントは、5つあります。 (1)冬道装備をしっかりと行いましょう。早めに冬用タイヤに取り換えたり、タイヤチェーンを用意したりしましょう。雪道運転はバッテリーが上がりやすくなります。遠出をする際は予備のウォッシャー液やバッテリーを確認するなど、事前の点検も忘れないでください。 (2)ゆっくりと慎重に運転しましょう。雨や雪が降った後に気温が低いと、普段、慣れている道でも思わぬ所が凍結している可能性があります。また、雪のない所でも道路が黒っぽく見えたら、凍結している恐れがありますので油断しないでください。 (3)時には迂回や出控えることも、選択肢の一つです。ドライブプランなどを一時的に変更するのも良いでしょう。 (4)時間に余裕をもって出発しましょう。慌てると凍結した道路でも、ついスピードが出てしまい、事故につながってしまいます。 (5)こまめに天気や道路情報を確認しましょう。天気予報が急に「晴れ」から「雪」に変わるかもしれません。雪が降ると、道路が通行止めになることもあります。 年末年始も雪道運転は慎重にお願いいたします。最新の気象情報を確認しつつ、予定の変更も検討してみてください。
日本気象協会 本社 岡本 朋子