「うちの子、お友達の輪に入れてない…?」対応や担任の先生へ相談するタイミングは【専門家解説】
【年少3歳~4歳】 ・子ども同士のやりとりが活発になってきます ・物の貸し借りや遊具の共有ができるようになってきます ・役割分担などは子どもどうしではまだ難しいです ・子どもがリーダーシップを発揮して遊びを展開するのも難しいです この頃は、友達と一緒に砂場で遊んだり、ごっこ遊びができるようになります。ただし、まだ大人が導いてあげないと、同じ目標に向けて協力したりすることが難しく、ごっこ遊びも今一つかみ合わないことも多いです。口出しし過ぎるのを気をつけながら、より楽しく遊べる方法を提案したりしましょう。 【年中4歳~年長5、6歳】 ・集団での遊びが楽しくなっていきます ・ルールや役割分担のある遊びも多くなってきます ・ごっこ遊びも子どもだけでやることができるようになります ・おにごっこ、サッカー遊びなどもできるようになります この頃になると、子ども達だけで、役割分担があったり、ルールがあったりする遊びをある程度できるようになります。ごっこ遊びでも設定や役割を調整して、みんなが楽しく遊ぶようになります。ルールにしたがった鬼ごっこやサッカー遊びなどもできるようになります。大人は見守りつつ、よりよい役割分担やリーダーシップの発揮の仕方を適度に提案したり、お手本を見せたりしつつ、一緒に遊べるといいですね。
お子さまの特徴に合わせたサポート法
お友達の輪に入れないお子さまへのサポートは、特徴に合わせて行うのがおすすめです。お子さまのタイプに合わせて、無理のないサポートを心がけていきましょう。 【■内気で引っ込み思案なタイプ】 友達と遊びたいと思いながら、自分からはみんなの輪の中に入っていくことができないお子さまもいます。 最初の一言が言えないお子さまもいるので、「『いーれーてー』って言ってみようか?」と最初の一言を教えたり、まずは一緒に言ってみたりなどの後押しをするとよいかもしれません。最初はしばらく、みんなが遊んでいるのを見て、少し遊びに加わって、早めに抜けるということから始めてみてもよいでしょう 【■1人で遊ぶのが好きなタイプ】 一人の時間を楽しめることは、成長しても大切なことです。一人で行う好きな遊びに没頭できることもよいことです。しかし、3歳くらいになっても、全く友達と遊ばなかったり、他の子に全く興味がないことは少し心配です。 もしお子さまが好きなことと同じことが好きなお友達がいれば「◯◯ちゃんも好きなんだって」とさりげなく教えてあげられると、お友達とかかわるきっかけになるかもしれません。 【■大人数が苦手なタイプ】 大人数では、耳に入ってくるたくさんの人の声が苦手だったり、人数の多さによる圧迫感が苦手なお子さまもいます。そのような場合は、少人数で楽しく遊べる機会を作り、徐々に人数が増えても平気になっていくような促しをするのがよいでしょう。