指示役、管理役、回収役とみられる

県警などの合同捜査班は、札幌市に住む70代の女性から現金300万円をだましとった特殊詐欺の疑いで、これまでに逮捕されていた19歳から27歳の男ら3人を再逮捕しました。 警察によりますと、3人はほか2名の氏名不詳者らと共謀し、6月24日から25日までの間、札幌市東区に住む70代の女性に息子を装い電話をかけ「女性を妊娠させてしまった。相手の旦那から慰謝料300万円を請求されている」などとウソを言って、北海道千歳市などの路上で現金合計300万円を受け取りだまし取った疑いがもたれています。女性は家族に相談したところ、被害に気付き、6月27日警察に届け出ました。警察は認否を明らかにしていません。 逮捕された27歳の男は指示役、24歳の男は管理役、19歳の男は回収役とみられていて、いずれも被害者と直接やり取りをする受け子に関わる役割を担っていたとみられています。 警察は「お金の話をされたら警戒し、家族や名前が出た本人に確認するなどして、知らない人にお金を渡さないようにしてほしい」と呼び掛けています。