日本ハム CS足踏み 新庄監督「エスコンで決められたら」6年ぶりAクラス25日に決める
「西武6-4日本ハム」(23日、ベルーナドーム) いったん足踏みとなった。勝てば新庄政権では初で、チームとしても6年ぶりのAクラスが決まる中で、惜しくも敗戦。それでも日本ハム・新庄剛志監督は「気を抜いてるわけではないけど、(CS決定は)時間の問題でしょ」と表情は崩さなかった。 敗れはしたが、奇襲も成功した。初回、2死一、三塁の場面で「(相手先発の)武内くんは前のロッテ戦で完封してて、なかなか点を取れないだろうなって。先になんとか1点と思って、サイン出しました」とダブルスチールを敢行。見事に成功し、泥くさく1点をもぎ取った。 先発の山崎が踏ん張れず、流れをつかめなかったが、打線は最後まで粘り強さを見せた。さらにこの日は、多くのファイターズファンも駆けつけるなど、スタンドは超満員。「一生懸命応援してる姿を見たら、幸せな気持ちになった」と笑みをこぼした。 25日からは再び本拠地に戻って戦う。指揮官は「最高じゃないですか。エスコンで決められたら」とホームでのCS進出決定を誓い「完璧なチーム(ソフトバンク)をファイターズが倒すドラマを見せたい」と早くも視線を先に向けた。