55歳で第一子が誕生、「アラ還子育て」の意外なメリットとは。23人に1人は45歳以上で「パパデビュー」している!
周りもすごく驚いていたし、『体力的に大丈夫なの?』と言われたこともありました。でも、両親もとても喜んでくれたし、やっぱり嬉しかったですね」 本連載では、取材にご協力いただける方を募集しています(首都圏にお住いの場合は対面またはオンライン、首都圏以外の方はオンラインでの取材となります。また仮名での掲載、顔写真撮影なしでも可能で、プライバシーには配慮いたします)。ご協力いただける方はこちらのフォームからご応募ください。
妻もワイン関連の営業の仕事をしている。そのため、夕方の時間帯に得意先へ行くことも多い。留岡さんは自営業という立場を活かし、互いに協力して育児にあたっている。 ■仕事は3割カット「30代なら諦められなかった」 「長男が生まれると『仕事をしすぎていたら30~40代と同じじゃん! 仕事してる場合じゃねえだろ』という内なる声が聞こえてくるようになって。笑 だから一大決心して『仕事を3割カットする』と決めました。簡単ではなかったですが(笑)。新規営業を止めるところから始めて、長期で互いに信頼しあえるクライアントだけに絞りましたね。
でも、その選択は30~40代の時だったらできなかったかもしれない。それくらいの年代はまだ職業人として成長の段階ですよね。僕も30~40代だったら仕事をセーブする判断はできなかったと思います。 年取ってから子どもを持ってよかったなと感じるのは、若いときは仕事人生を必死で駆け抜けて悔いのないキャリアを楽しみつつ、新たな段階として子育てに向き合えるところ。 意外に50代から子どもを持つ選択っていうのは、人生豊かにしてくれると思いますね」
子宝に恵まれ、やはり自身の健康にも気を遣うようになった。 「会社員のころはやっぱり暴飲暴食をしていました。昔は夜遅くに食べるのが好きだったんですよね」 しかし、子どもが生まれてからは生活習慣をガラリと変えた。付き合いの飲み会を一切やめ、21時以降の食事は控えている。食事も、肉より魚をたくさん食べるようになった。 ■70代以降を健康でいるために また、飲み会が減ることで睡眠にも多く時間をあてられるようになったという。