鉢物大市、色とりどり 金沢、100種2万5000鉢
●出荷遅れも発色良し クリスマスや贈答向けの花を取引する鉢物大市は5日、金沢市公設花き地方卸売市場で行われ、北陸三県の買い受け人約50人がシクラメンやシンピジウム、コチョウランなど全国から集まった色とりどりの約100種類を次々と競り落とした。 ●前年比3000鉢減 金沢総合花き(金沢市)の道法和豊社長によると、生産者の高齢化や資材高騰で取扱量は前年比3千鉢減の2万5千鉢となった。このうち7千鉢は買い手が決まっており、残り1万8千鉢が競りにかけられた。 猛暑の影響で出荷は例年より1、2週間ほど遅れたものの、11月に入って寒暖差が大きくなり、発色のよい花に仕上がったという。 ●県内、大気不安定 5日の石川県内は曇りや雨となり、正午までの最高気温は金沢11・5度、輪島12・5度と平年並みだった。大気の状態が不安定になっており、金沢地方気象台は各地に雷、強風、波浪注意報を出して注意を呼び掛けた。 6日の県内も雨の見込みで、気象台は能登では6日にかけて波がさらに高まるため波浪警報に切り替える可能性もあるとしている。