知床観光船「カズワン」沈没、運航会社社長を業務上過失致死などの容疑で釧路地検に送検
北海道・知床半島沖で２０２２年４月、乗客乗員２６人が死亡・行方不明となった観光船「ＫＡＺＵ Ｉ（カズワン）」の沈没事故で、第１管区海上保安本部は１９日、運航会社「知床遊覧船」社長の桂田精一容疑者（６１）を業務上過失致死と業務上過失往来危険の容疑で釧路地検に送検した。 【動画】知床観光船不明 救助された人を搬送…北海道（2022年4月24日）
カズワンは２２年４月２３日午後１時半頃、半島西側の「カシュニの滝」付近で沈没。乗客１８人と船長（当時５４歳）、甲板員（同２７歳）の計２０人が死亡し、行方不明となった乗客６人も後に死亡届が提出された。
桂田容疑者は当時、同社の「運航管理者」や「安全統括管理者」を兼任しており、気象予報などを踏まえてカズワンの運航を中止させる義務を怠った結果、事故を招いて２６人を死亡させた疑いが持たれている。
