メイウェザーが緊急来日して激白!「年内日本開催の独自格闘イベントでエキシビションマッチを戦う」
プロボクシングの50戦無敗の元5階級王者、フロイド・メイウェザー・ジュニア(42、米国)が9日、緊急来日、夜の22時30分から都内のホテルで緊急会見を行い、来日目的と年内に日本で開催予定の格闘技イベント構想、6階級王者のマニー・パッキャオ(40、フィリピン)との再戦についての思いを激白した。昨年大晦日に衝撃TKOした那須川天心戦に続き、再度、エキシビションマッチを日本で行うという。「TMT東京」の関係者によると最大のターゲットは前WBA世界ミドル級王者、村田諒太(33、帝拳)。再起を宣言している現役ボクサーの村田との対戦は、たとえエキシビションであっても不可能だが「相手はボクサーでもキック、総合の選手でも誰でもいい」とまで言う。RIZINと組んだパッキャオに負けまいとメイウェザーは再び日本の格闘技界にムーブメントを起こすつもりだ。
「エキシビションマッチの候補は今は明かさない」
プライベートジェットでドバイからフィリピン経由で夕方16時30分に羽田空港に到着したメイウェザーは関係者を通じて「時間がないから」と宿泊先のホテルで午後22時30分から緊急記者会見を招集した。 都内のホテルのスイートルームのソファにどかっと座ったメイウェザーは「なんでも聞いてくれ」と報道陣のインタビュー取材に応じた。 ――来日理由は? 「ここに来たのは、いくつかの重要な会議に出るためだ。エキシビションマッチについての話し合いにも来た。日本にカジノができるだろう。そこには(ビジネス)チャンスがあり日本は次のラスベガスになれるかもしれない。日本はエンターテインメントの世界の一部になることができる。新しい団体の興行を行い、格闘技、ボクシングのスーパーファイトをマッチメイクして日本の格闘技界を盛り上げたいんだ。会議の一つには、サプリメントの会社との交渉もある。私がその会社の顔になる。人生が次のレベルに向かう。とにかく日本に戻ってまたエキシビジョンの試合ができることを楽しみにしている。ただ、まだはっきりとした予定はない。すべてが交渉中だ」 カジノ法案が通過したIRには、ラスベガスを見るまでもなくエンターテインメントや格闘技イベントがつきもの。メイウェザーの日本進出理由はそこにある。 ――あなたが設立するプロモーション会社「TMT東京」主催の格闘イベントは、どんなものになる? 「格闘技とボクシング。エンターテインメントに優れ、ファイトマネーも高く日本の格闘技業界を盛り上げるイベントになる」 ――いつやるのか? 「年内にはやりたい」 ――エキシビションマッチは誰とやるのか? 「今の段階では2人の名前が挙がっているが、この時点では明かさない。違う機会に明かす」 ――誰とやりたい。 「いくつかの違った名前がある。ベストなエンターテインメントショー、エキサイティングな試合だ。どういうカードが盛り上がるのか。仕掛けている最中だ」 ――誰との試合が一番盛り上がると思う? 「ラスベガスからも何人かの候補がいる。だけど、この段階で日本では明かしたくない。一度、アメリカに戻ってリラックスしながらチームと話し合い、何が出てくるのかを考えたい。最高のエンターテインメントのショーを作りたい。自分のビジネスパートナーのジェームズにすべてを任せている。次に東京に戻ってくるのが楽しみだ」 気になるのは、その相手。メイウェザーは「候補は2人」と言っただけで、具体名を口にしなかったが、「TMT東京」の関係者によると、ロンドン五輪の金メダリストで前WBA世界ミドル級王者の村田諒太に興味を示しているという。ミドル級の村田の方がスーパーウェルター級のメイウェザーよりも階級が上になるが「日本で最も強く、最も人気がある」のが、興味を抱いている理由。だが、現役のプロボクサーである村田は、たとえエキシビションであっても格闘技イベントに参加することは不可能。JBCルールに抵触するためで、そのあたりの事情は、メイウェザーも理解をしているようで「ボクサーとやりたいのか、キックボクサー、或いは総合選手とやりたいのか」と聞かれ「どっちでもいい」と答えた。