ドウデュースが退厩 武豊が見送る「(力が)あり余っていました」「感謝しています」
2022年のダービー馬で、引退レースだった22日のGⅠ有馬記念を右前肢ハ行のため取り消したドウデュース(牡5・友道)が25日、栗東トレセンを退厩した。今後はノーザンファーム天栄を経由してから社台スタリオンステーション入りし、来年からの種牡馬生活に備える。 【写真】チームドウデュースで記念撮影! クリスマスの朝9時過ぎ、多くの報道陣が詰めかけるなか、武豊や松島オーナー、友道厩舎スタッフ一同に見守られながら馬房から出てきたドウデュース。苦楽をともにしてきた前川助手による最後のエスコートを受けながら、〝チームドウデュース〟で記念の写真撮影を行うと、普段通りの元気いっぱいな様子で馬運車に乗り込んだ。 見守った武豊は「無事に出発できて良かったです。(力が)あり余っていました。また種牡馬として活躍してくれると思います。すごいいい馬にめぐり合えて良かったです。感謝しています」とパートナーへ言葉をつづった。 通算成績は16戦8勝。GⅠ・5勝を含めて重賞は6勝。JRAの牡馬としては、史上初となる2歳時からの4年連続GⅠ制覇を果たした。レジェンドが愛した、記録にも記憶にも残る名馬「ドウデュース」。その名前が、これから血統表に刻まれていく。
東スポ競馬編集部