自分だけの人形を手作り 竹田人形館で体験イベント【長野県飯田市】
長野県飯田市座光寺の竹田扇之助記念国際糸操り人形館は17日、人形を手作りする体験イベントを同館で開いた。親子連れら10人が参加し、身近なものを使って自分だけの糸操り人形を作った。 地域の子どもたちに人形に親しんでもらおうと初めて企画。同館の職員らが講師を務めた。 紙コップやプラスチックカップ、スプーン、毛糸などを使って制作。紙コップを胴体、カップを頭にして糸でつなぎ、カラフルな布をつなぎ合わせて服を作ったり、均等に切りそろえた毛糸を貼り付けて髪の毛にしたりと工夫を凝らした。 糸通しやピンセットを使う細かい作業もあり、親子で協力して作り上げた。顔に目や口を書いて完成させると、糸で操って人形を歩かせたり、手を振ったりして楽しんだ。 松尾小学校2年の児童は母親と妹2人と参加。「糸を結ぶのは難しかったけど、色を選ぶのが楽しかった」と話した。人形は父親をイメージしたといい「家に帰ったらお父さんに見せたい」と笑顔だった。 同館の担当職員は「身近なものでも人形を作って楽しく遊べることを知ってもらい、人形劇に関心を持ってもらえたら」と話していた。