「不満を募らせ暴力を加えてしまった」 同僚を拳で殴り全治1週間のケガ負わせる 教育委員会の50代職員を懲戒処分 ≪新潟≫
長岡市教育委員会は30日、業務上の注意をした同僚に暴力を加え、職場の秩序を乱したとして50代の男性職員の懲戒処分を発表しました。 停職1か月の懲戒処分を受けたのは長岡市教育部所属の会計年度任用職員の男性(50代)です。 市によりますと、男性職員は勤務先である市教育委員会の出先施設でことし9月2日、業務上の注意をした男性同僚に対し、頭部や顔面などを複数回拳で殴る暴行を加えたということです。 暴行を受けた男性職員は顔面を打撲する全治1週間のケガを負いました。 処分を受けた男性はことし4月に正式採用されて以降、複数の同僚から度々業務上の注意を受けてきていて、市の聞き取りに対し「不満を募らせ暴力を加えてしまった」などと話しているということです。 暴力を加えた男性から被害を受けた職員への謝罪がなされ、示談が成立済みです。 処分をうけた男性は10月30日付けで自主退職していて、「暴力を及ぶことがあってはならない。公務員として不適切であった」と反省の言葉を述べているということです。 長岡市は「今回の行為は公務員のみならず、社会人としてあるまじき行為であり、法令を遵守して市民の模範となるべき市職員の不適切な行為により市政への信頼を裏切ったことを心からお詫び申し上げます」と竹内正浩教育部長のコメントを発表し、より一層の服務規律の確保、信頼回復に向けた綱紀の粛正を徹底するとしています。