グランフロント大阪8階という、大阪ど真ん中の好ロケーション! 本格派の寿司のコースが8,800円から楽しめる
すし飯は米を季節ごとに厳選し、3種類の赤酢を使用。「やや硬めに炊いて、酸味の利いたインパクトのあるシャリを目指しています」。魚介はどれもひと仕事を施す、いわゆる江戸前のスタイルだ。「レシピもないので、どう出すかは自分たちで自由に考えています」と西尾さん。
プーさん「店長の人柄と赤酢のシャリのおいしさにビックリして通うようになりました。田嶋木工所の冷蔵庫で熟成させたネタの食感や甘みに魅了されました。」
お店おすすめの寿司はこちら!
今回は15,000円のコースから、おすすめの寿司や料理をご紹介。 本マグロのトロ。1週間寝かせてうまみを引き出している。筋に包丁を入れてうまくマグロがすし飯にまとわるように。見栄えも美しい。
千葉県産太刀魚。脂ののった大ぶりのものを選んでいる。軽く脱水したのち、少し寝かす。提供前に皮に、包丁を入れて軽くあぶり、香ばしさを加味。
静岡産の金目鯛。湯霜にし、提供前にあぶっている。
大分の豊後サバ。アサツキを添えて。塩で軽く脱水したのち、酢で〆る。驚くほどあっさりといただける。
銀鱈幽庵地焼き。焼魚やウナギの串焼きなど、旬によって変わるコース内の魚料理。
煮ほたて。西尾さん考案の逸品で人気の品。出汁で半生にし、ほぐしたほたてをあぶり、煮ツメを塗る。「ほたてをほぐすことで、口中でほどけやすくして、シャリとのバランスを図りました」
プーさん「お寿司だけではなくて一品料理がたくさん出るし、梅田のど真ん中で食べられて、コスパ最高です! マグロとほぐしたほたての握りが印象に残っています。銀鱈の幽庵地焼きの甘さは他店では味わえないおいしさです。」
福島や岩手など全国各地から仕入れた日本酒も約15種類用意。寿司に合うように、辛口できりっとしながらも、味が濃すぎないものをセレクトしているそう。
さまざまなシーンに積極的に対応
梅田という場所柄、最近はホテルからの紹介などで外国からのお客様が多いとのこと。西尾さんは「価格設定を抑えているので、若い方々のデートやお祝い事など、さまざまなシーンでお使いいただけるとうれしいです。そのシーンに合わせて、できることは積極的に取り組んでいきますよ」と話す。その心意気は好ましい限りだ。
寿し あや瀬
住所 : 大阪府大阪市北区大深町4-20 グランフロント南館 8F TEL : 050-3172-2989 ※価格は税込。
撮影:東谷幸一 取材、文:木佐貫久代