海南・スマホアプリで健康づくりを支援 買い物に使えるポイント進呈
海南市が10月1日、スマホアプリ「脳にいいアプリ」を活用した健康ポイント事業「海ニャンさんポ(かいポ)」を始めた。(和歌山経済新聞) 【写真】かいポで使用する「脳にいいアプリ」画面 対象は40歳以上の海南市民。目標歩数達成や脳トレ、食事記録などの日々の健康づくり活動に対してポイントを付与する。たまったポイントは市内の加盟店4店での買い物に10ポイント10円相当で使えるほか、「PayPayポイント」に交換が可能。日常的な健康維持活動のほか、特定健診では100ポイント、各がん検診で50ポイントが付与される。 事業開始から約半月で780人ほどが登録。40歳~64歳の、スマートフォン決済に慣れ親しんだ現役世代の参加が6割を占めている。2024年度内に1000人、2026年度末までに2000人の登録を目標に掲げる。市内の加盟店も増やしていく。 高齢介護課の柳浩史さんは「先行導入した東京の八王子市などの事例も参考に、市民一人一人が自主的に健康増進に取り組める環境づくりを目指している」と話す。健康課の木下智史さんは「従来の健康づくり施策であるサークル活動などは男性の参加率が低いことが課題だった。アプリを通じ、1人でも取り組める形式が男性にも受け入れられているのでは」と話す。高齢介護課の保健師・坂口祐希さんは「ランキングや番付のある脳トレが好評。早く解答できるようになってきたなど、実際に手応えを感じている人も多い」と話す。
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