夏山開き前に訓練 白山、噴火警戒を想定
石川県は28日、白山市白峰の市ノ瀬ビジターセンターなどで白山火山防災訓練を実施し、石川、岐阜両県や白山市、石川県警、白山野々市広域消防本部などの約100人が7月1日の夏山開きに備えた。 訓練は白山の火山活動が活発化し、火口域から半径4キロ以内への立ち入りを規制する「噴火警戒レベル3(入山規制)」が発表されたとの想定で行われた。 市ノ瀬ビジターセンターでは、施設付近の登山口に入山規制を示す看板を設置し、警察官や消防士が下山者役をセンターへ誘導して下山者の名前や人数などを確認した。 県庁では、下山者の情報を登山届と照合して安否不明者のリストを作り、公表するまでの手順を確かめた。