角田裕毅「常にダーティーエアで走り続けた」オランダGP不本意17位を悔恨「戦略でもっと良い展開を引き出すこともできたはず」|F1
オランダGPで11番グリッドからレーススタートするも、決勝では多くの周回でトラフィックに巻き込まれてポジションを上げられず、17位フィニッシュに終わった角田裕毅。 【動画】ランド・ノリスがオランダGPで今季2勝目!ポールトゥウィン&最終周にはファステストラップの完勝 その角田本人がザントフォールトでのレース終了後、無念の結果に終わった内容について振り返った。 「チームとして(1ストップのダニエル・リカルドと)戦略を分ける形になりましたが、今回は自分の展開がとにかくうまくいかなかった。2ストップは50:50の賭けでもありましたが、ピットインのタイミングが悪かった」 11番グリッドからのレーススタートも、ポジションを上げることができず。2周目までにニコ・ヒュルケンベルグ、ルイス・ハミルトンに抜かれて13番手にポジションを落としたことも明確なマイナスだったと回顧した。 「ソフトタイヤを使用してスタートしましたが、そこでポジションを失うのは明らかに理想的なものではありませんでした」
「その後はトラフィックに巻き込まれ、常にダーティーエアで走り続ける状況になってしまった。スタート位置(11番グリッド)から考えても、大きくポジションを落としてフィニッシュしましたし、かなりフラストレーションの溜まるレースでした」 「チームとしても戦略でもっと良い展開を引き出すこともできたはず。今回の失敗から学び、今後の改善に向けて取り組んでいきたい」 今回、FP3で大クラッシュしたローガン・サージェントは予選に参加しなかった。決勝で角田はそのサージェントの後ろで長らく走り続け、17位という結果に終わってしまった。戦略面がプラスに働かなかったこともあり、今回のレース結果はかなり悔やまれるものとなったようだ。 次戦はすぐさま第16戦イタリアGPとなる。高速特性の強いモンツァで角田はどのようなレースをするのだろうか。昨季、2023年のイタリアGPでは、フォーメーションラップ中にマシントラブルが発生し、グリッドに着けず角田はDNSに終わった。それだけに今季こそは、ホームレースでもあるイタリア・モンツァで、しっかりポイントに結びつけたいところだ。