【阪神】33歳梅野隆太郎へ古田敦也氏「この2、3年がピークに」自身は34歳から3年連続GG賞
ピークはこれからだぞ! ヤクルトの名捕手で元監督の古田敦也氏(59=野球評論家)が1日、阪神梅野隆太郎捕手(33)に金言を授けた。大阪・豊中ローズ球場で行われたカンテレの特番収録で共演。来年チーム野手最年長の34歳を迎える梅野について「キャッチャーは33、34(歳)が僕の経験上、体もよく動くし、経験も豊富。そういう意味ではこの2、3年がピークになると思う」と体験を交えてエールを送った。 自身は34歳シーズンから3年連続ゴールデングラブ賞を受賞。梅野にもまだまだ伸びしろがあるとみている。「『いいチームに名捕手あり』と野村監督もよく言っていましたからね。リーグを代表する選手ですけど、もう一回り大きくなると、また阪神がそういう(優勝の)チャンスがあると思います」。扇の要の浮沈が、藤川阪神の浮沈に直結する。期待を伝え聞いた梅野も気合十分だ。 「ここ数年苦しんでる部分が個人的にもあるので、そこはまだまだやれると思っている」 18年から20年まで3年連続でゴールデングラブ賞に輝いたが、直近4年は遠ざかっている。坂本との正捕手争いは来季も続く。プロ12年目の目標には全ての部門でのキャリアハイを掲げ、自身を鼓舞している。「個人成績が良ければチームのためになる。打つ方ではつないだり、引っ張っていく立場でも大事な部分はあると思う」。古田氏の金言を胸にまだまだ進化する。【村松万里子】