『THE W』優勝・にぼしいわしが語るこれまで、“TVでの振る舞い”のアドバイスを受けた女芸人
テレビ、YouTube、CM業界などの放送作家として、数々のコンテンツを作り出してきた澤井直人(34)。今、ほかの誰よりも「人間」に興味がある平成生まれの彼が、「話を聞きたい!」と思う有名人と対談する、好奇心と勢いだらけのインタビュー企画『令和にんげん対談』! 【写真】THE Wで見事優勝を果たした『いわしにぼし』の私服ツーショット 第15回は、『女芸人No.1決定戦 THE W 2024』で優勝した、お笑いコンビの『にぼしいわし』が登場! 澤井とはなんと、大阪NSC35期生の同期ということで、話は当時の思い出話に。NSC卒業後、それぞれの軌跡を辿りながら、にぼしいわしの優勝をお祝います! 澤井直人(以下、澤井):THE W優勝おめでとう! 伽説 いわし&香空 にぼし(以下、いわし&にぼし):ありがとう!!! 澤井:2人とは(大阪NSCの)同期だからめちゃくちゃ嬉しかった!
大学にに通いながらNSCに
いわし:うちらが1組で、澤井くんは7組だっけ? 澤井:そう! 同期だと、ゆりやん(レトリィバァ)とかガンバレルーヤ、熊元プロレスと加賀(かが屋)もいたよね。にぼしいわしとは何回か喋った記憶あるな。 にぼし:クラスは違ったし、ウチらは大学行きながらNSCに通ってたからさ。 澤井:え、そうだったの!? にぼし:高校卒業してから1年後にNSC入ったんだよね。私が1年浪人してるからさ。 いわし:にぼしとは高校の同級生で、2人でハイスクール漫才に出て、それでNSC入ろうと思ったんよな。ただ、お互い大学も行こうみたいな話はしてて。 にぼし:発声の授業とか、DVDで観られるやつはサボってたよね(笑) 澤井:じゃあNSC時代も、芸人一本で行くとは考えてなかったの? いわし:卒業後は、半年ぐらい吉本に所属したけど、すぐ辞めて就職したよね。 にぼし:社会人やりながら、アマチュアとして芸人やってて。 澤井:大阪で事務所も所属していないって、結構珍しいし大変なイメージがある。 にぼし:社会人と並行して活動していい芸能事務所ってあんまなかったからね。 いわし:大阪の吉本芸人さんたちが強すぎて、規模も大きくて厳しかったよね。ウチらも大阪で売れたいっていうのはあったんやけど、人脈もないからライブのお客さん集めるのもしんどくて。放送作家の山田ボールペンが主催するライブにお呼ばれして、参加させてもらっていた時期もあったわ。 澤井:そこからどうやって本格的に動いていったの? いわし:まず、NSC卒業してデビューしたのが2013年だったんだけど、半年で一旦辞めてから、2015年からは細々とアマチュアとしてM-1グランプリには出てたんだよね。 にぼし:そうそう。大阪NSCの同期にM-1に出たことをバレたくないから、わざわざ広島まで遠征して、一回戦で負けたの覚えてるわ! 澤井:そのころは気にしちゃうよな! 僕も芸人辞めたときそうだった。今になるとなんで気にしていたんやろってなるけど(笑) にぼし:いま考えれば自意識過剰なんやけどね。NSC在学中も大学行きながらだったし、私たちは社会人になって、周りからは急に消えたと思われてるわけやん。なんか恥ずかしくてな。 いわし:だから、ゆりやんとかは同期なんだけど、同期っていうのはおこがましくて(笑)。密度が全然違うからな。 にぼし:それで2017年に3回戦まで行ったんよ。でも、次の2018年は2回戦で落ちて。そこで成績下がったから悔しくてな。 いわし:今後どうしていくか話し合って、2019年の3月末で仕事辞めて。そっからは芸人一本やね。