『THE W』優勝・にぼしいわしが語るこれまで、“TVでの振る舞い”のアドバイスを受けた女芸人
THE W優勝も「本番はこれから」
澤井:今年のW優勝はどうやった? いわし:むしろこれからが本番やなって思った。優勝した勢いを利用して、どうやってモーションかけていくかで頭いっぱいで。 にぼし:優勝した日って、たしか30時間ぐらい寝てないよね。大会終わった後も、YouTubeとラジオ録って。 澤井:優勝した後、一気に時間がなくなるよね。 いわし:優勝した嬉しさはあるんやけど、それをうまく実感できてないというか、まだまだ本番はこれからなんですよね。バラエティの立ち振る舞いも全然わからんし……。 にぼし:それに直属の先輩がいるわけでもないし、あまりロールモデルがいないから、結構手探りで。 澤井:そしたら結構、不安に思うこともあったり? いわし:そこは、テレビによく出てるオダウエダに聞いてますね。 にぼし:オダウエダからは、自虐はしないほうがいいって言われたよな。 澤井:どういうこと? にぼし:テレビは勝手にイメージがついてしまうから、「うまくバラエティーで活躍できてません」って感じの雰囲気出すと、周りにネガティブな印象を与えてしまうって。 いわし:割とライブの多い芸人だと、自虐ネタをやるじゃないですか。すべった経験も自虐を笑いにしがちやけど、テレビでやると逆効果になるって言われました。 にぼし:どううまく回避するか考えてますよ(笑)。 いわし:でも、いまは割と開き直って、自信持って好き勝手やってもいけるんだって実感して。 澤井:ライブとテレビのギャップは確かにありそう。全然違うでしょ? いわし:それこそコメント言う時は、テレビとライブだと全然ちゃいますね。ライブだと長く喋っても誰かが拾ってくれるけど、テレビだとすぐ切られるから短くスパッと言い切るようにしてて。 澤井:テレビも増えた中で、今後はどういう路線でやっていこうとか考えたりしているの? いわし:ライブを通じて、いろんな人にお世話になってるんで、これからもライブを主軸にしていきたいですね。 にぼし:THE Wの4日後に、ライブで新ネタを下ろしたよね。 いわし:売れてネタが疎かになったら「アイツら売れて時間ないんかな」って思われがちなんで。周りからそういう風には思われたないなって! にぼし:自分らのネタ振り返って、昔の方がおもろくない?ってなったらショックやもんな(笑)。ライブ呼ばれる機会も増えてくるし、しっかりやんないとな。 澤井:ちなみに今後は、やっていきたいこととかはある? いわし:いまは個人事務所を立ち上げようと思ってます! ただ、これまでと同じ体制で、知人や友人に協力してもらいながらやっていこうと思っています。 澤井:これからより一層、活躍すると思うと楽しみやね。あと、「細かすぎて」もまた出てな(笑) いわし&にぼし:もちろんです!! 構成・文 佐藤隼秀 撮影/北村史成