犠飛4本に「選手層の厚さ感じる」村田真一氏がキューバ撃破の侍ジャパンを称賛 リリーフ陣は「若さ出てしまった」
リリーフ陣に若さが出てしまった試合になったけど、攻撃陣はしっかりと仕事をした試合やったね。犠牲フライで4点、押し出し四球で1点。地味ではあるけど、じわじわと得点を積み重ねることができているのは短期の国際大会ではとても大事なことよ。 井端監督は本来なら主軸に岡本和や村上を据えたかったと思うけど、故障だけは仕方がない。その代わりに長打力は落ちるけど、しっかりチーム打撃ができる選手を並べた。つないで確実にチャンスで1点をもぎ取ったからこその7得点よね。3回の森下の中犠飛もそうやし、決勝点になった栗原の左犠飛もそう。センターから逆方向に「最低限の仕事」ができるように引きつけてフライを狙い打っている。 森下は1ストライクから代わったばかりの投手の高め真っすぐを軽打気味に、センター右に犠飛を狙い打った。栗原は追い込まれていたから、詰まるのを覚悟で真っすぐを引きつけて、外野の前に落とすヒットか、犠飛になるような打ち方をした。さすが、それぞれのチームで主軸を打っているだけのことはあるよね。大谷のような大物はいないけど、日本の選手層の厚さを感じた1勝やったよ。(スポーツ報知評論家・村田 真一)
報知新聞社