水原被告の“出廷日3戦連発”逃すも大谷翔平、チャプマン打ち!「この件を全て過去のものに」ドジャースも声明
◆米大リーグ パイレーツ1―0ドジャース(4日、米ペンシルベニア州ピッツバーグ=PNCパーク) ドジャース・大谷翔平投手(29)は、敵地・パイレーツ戦に「2番・DH」でフル出場し、4打数1安打だった。 大谷がパイレーツの本拠・PNCパークに初見参した。これで全30球団の本拠地出場を達成したが、初回に101マイル(約162・5キロ)直球で空振り三振に倒れるなど22歳の剛腕新人・ジョーンズの前に3打席凡退。チームも今季4度目の完封負けを喫した。 8回先頭で人類最速左腕・チャプマンから91・8マイル(約148キロ)のスプリットを捉えて中前打を放ち、2試合ぶりの安打を記録。水原被告の出廷日に“3戦連発”とはならなかったが「事件に終止符を打ち、前に進む時が来た」と試合前に声明を出し、新たな気持ちで試合に臨んでいた。 球団も声明を発表。「ドジャースは翔平とチームがこの件を全て過去のものにし、ワールドシリーズ優勝を目指して前進できることをうれしく思います」。試合前にはロバーツ監督も取材に応じ「プロセスがうまく進んだ理由の一つは翔平(大谷)がうまく処置をしたからだ。野球との切り離しという部分で彼は素晴らしい」と称賛した。 5日(同6日)の同戦で大谷はMLBドラフト1巡目(全体1位)のスキーンズと初対戦を迎えるが、1番・ベッツとともにバットは下降気味。指揮官は「今の彼らは、我々が求めている姿からは遠い」と手厳しかった。難敵の超剛腕ルーキー相手に真価を発揮できるか。
報知新聞社