転職希望者対象のバス タクシー トラックの合同試乗体験会 会場は”本気モード”の参加者で熱気! 静岡市
「人手不足」だからこそチャンス?
「車の運転が好きだった」「バスを運転してみたかった」という声が参加者の多くから聞かれる中、「本気モード」の参加者もすくなくありません。 ●男性(18歳 富士市 介護職 トラック): 「父親がトラックの運転手で、トラックに乗るのが小さいころからの夢だった。年齢的にまだ大型免許はとれないが、取れたらドライバーをやってみたい」 ●女性(60歳 静岡市駿河区 バスの運転手 バス): 「現在スクールバスの運転手をやっていて、マイクロバスを運転している。大型2種免許も持っています」 Q即戦力ですね? 「スクールバスは委託事業なのでいつ契約が終わるか不安。どうせバスを運転するなら地元の安定企業がいい」 ●男性(40代 浜松市 製造業 バス): 「小さい時からバスの運転手になりたかった。節目の年で、いい機会なので転職を前向きに検討したい。家族との相談になるが静岡市の引っ越しも考えている」 参加者は試乗のあと個別に、それぞれの会社の人事部の職員から入社の説明を受け、熱心に聞いていました。 転職を希望する人は入社試験を受け、採用されれば、入社後会社の補助を受けて、2種免許など必要な免許をとってドライバーとして働くことになります。 ●静岡鉄道人事部 清水寛人部長: 「運転をしてみたいという意欲とともに、静岡でという意思がある方なので貴重な存在。地域の人と物を運ぶ大切な役割をになう人材として、ぜひ我々の仲間入りをしていただきたい」 体験会は去年12月にも行われていて、その時は参加者の中から、バス3人が入社したということです。参加者の熱意が感じられた今回の体験会では前回を超える人材確保が期待されています。 今回の体験会に参加した人の中でもっとも希望が多かったのが、バスで36件。(トラック21件、タクシー12件)「人手不足」だからこそ希望が多かった気がします。今の時代「転職」は珍しくありませんが、年齢を重ねれば、転職先が少なくなっていくのは事実。選択肢が減っていく中「『人手不足』の業界だったら、自分にもチャンスがあるのでは」と感じた人が多かったのではないでしょうか? もちろん「人手不足なら誰でもなれる」というわけではありませんが、「希望者が多い」というのは業界にとって朗報といえるでしょう。