岡慎之助、52年ぶり体操3冠 日本の金メダル10個に
【パリ共同】パリ五輪第11日の5日、体操男子種目別決勝の鉄棒で岡慎之助(20)=徳洲会=が優勝し、個人総合、団体総合との3冠を達成した。団体総合と個人総合を合わせた1大会3冠は1972年ミュンヘン五輪の加藤沢男以来52年ぶり。今大会の日本勢の金メダルは10個となった。岡はこの日の種目別平行棒で「銅」を取っており、メダルを四つ獲得した。 バレーボール男子の日本は準々決勝でイタリアに敗れた。卓球団体で日本は男女とも1回戦に勝ち、準々決勝に進んだ。 レスリングの男子グレコローマンスタイル60キロ級で前回銀の文田健一郎(28)=ミキハウス=が準決勝進出。女子68キロ級の尾崎野乃香(21)=慶大=は準々決勝で敗れた。スポーツクライミング男子複合予選(ボルダー)で17歳の安楽宙斗=JSOL=が首位に立った。 岡慎之助の話 (鉄棒は)奇跡ですね。何が起こるか分からない状況で、ミスなくできたことが金メダルにつながった。新しく歴史をつくれたのかな。記憶に残る大会になった。自分を目標にしてくれる選手が出てきたらうれしい。
バレーボール男子のフィリップ・ブラン日本代表監督の話 非常に残念。もう少しで取れそうな試合展開で悔しさは残るが、今までチームとしてやってきたことは誇りに思っている。日本を率いるのはこの試合で最後なので、寂しく思う。 石川祐希の話 勝つチャンスを持っていながら、こういう結果になってしまって責任を感じている。しっかり受け止めないといけない。主将として、一人のエースとして力不足だった。