手応えの準V、パリ五輪銅メダルのシダマツペアが帰国「満足のいく大会」「自信になった」【バドミントン・ワールドツアーファイナル】
バドミントンの年間王者を決める「ワールドツアー(WT)ファイナル」の女子ダブルスで準優勝した、パリ五輪同種目銅メダルの志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)らが16日、開催地の中国・杭州から帰国した。 ■五輪連覇王者「パリvs東京」金メダル比較に大反響【動画】 同大会では準決勝で、パリ五輪金メダルの陳清晨、賈一凡組(中国)を2―0で撃破。激しいラリーの応酬となった決勝ではペク・ハナ、李昭希組(韓国)に0―2で敗れたが、それぞれ接戦に持ち込んだ末の2位だった。 五輪後は多忙だったこともあり、志田は「五輪以降、モチベーションの部分できついと感じるところは意外となくできてはいたが、準備の部分ではどうしても劣る部分を感じた」としながらも「いい意味で切り替えて、こう自分のパフォーマンスにフォーカスしながらできた。自分のできることは全て出せた結果。満足のいく大会だった」と振り返った。 松山は「ファイナルで優勝したいという気持ちで挑んだ。五輪のコンディションが全て100パーだとしたら、それと比べてしまうと不安な部分がいっぱいあったが、そんな中でも自分が今できることで、どこまでいけるかっていうのは正直楽しみにはしていました。その結果が準優勝だったので、自分の中でも自信になりましたし、結果は素直にうれしかった」とうなずいた。 今後は24日に開幕する全日本総合選手権に臨む。志田は「笑顔で締めくくれたらいい」とし、松山は「全日本総合は本当に久しぶり。優勝目指して頑張りたい」とメダリストは躍進の1年をVで締める決意だ。