CLで活躍中の先輩DFからも刺激。日体大柏の水戸内定GK早川ウワブライトは選手権予選敗退をバネに成長速度を上げて「影響を与えられる選手」へ
選手権予選決勝で敗れた経験も、将来への糧にして先輩に近づく。日体大柏高(千葉)の水戸ホーリーホック内定GK早川ウワブライト(3年)は、11月9日の選手権千葉県予選決勝で流通経済大柏高に1-4で敗戦。目標としていた全国大会のピッチに立つことはできなかった。 【写真】ミスマガジン16歳グラドルの鹿島ユニ姿や水着ショット 早川は準決勝の市立船橋高戦でPK戦で2本をストップ。後半にもビッグセーブを見せるなど、前回大会全国3位撃破の立て役者となった。だが、決勝は「セットプレーっていうところで4失点して、自分たちのラインコントロールのミスだったり、声が聞こえない中で、自分の声もあんまセンターバックとかに通ってなくて、全然、プロ行ったらこういうのが当たり前になってくる中で『全然、声通らないな』とか思ったりして……そういうコーチングでの力はまだまだ足りなかった」と振り返る。 現在首位の千葉県1部リーグは残り3試合。選手権予選敗退から切り替えて優勝し、プリンスリーグ関東2部昇格をかけたプレーオフを勝ち抜くことが現時点での目標だ。「そこに向けて、みんなもベクトル変えてしっかりやってくれてる中で、やっぱ無失点っていうところも考えつつも、しっかり勝ちにこだわりながらもやっていこうかなっていうのは思っています」。同時に次のステージへ向けた身体作りも進めていく考えだ。 早川は中学、高校と進路を選ぶ際にJクラブアカデミーからの誘いもある中で「自分が出れそうなところ」を選んできたという。そして、出場機会を掴んで一歩一歩成長してきたが、次に選んだ進路はJ2の水戸。「自分を厳しい環境において、そういう中で自分がどういった選手になれるか、腐らずやっていくしかないっていう立ち位置になれば、もっともっと成長スピードも速くなるかなと思って」プロ入りすることを決断した。 厳しい環境の中で成長速度を上げ、世界で活躍する先輩に近づく。早川は中学時代、FC湘南ジュニアユース(神奈川)でプレー。尚志高(福島)から欧州へ渡り、シュツットガルト(ドイツ)の一員として欧州チャンピオンズリーグ(CL)で奮闘中のDFチェイス・アンリは、FC湘南ジュニアユースの3学年先輩に当たる。 FC湘南ジュニアユースでは入れ替わりだったため、一緒にプレーはしていない。だが、中学時代、尚志へ練習参加した際に先輩と会話。「アンリ君とちょっと話して。(その後も)連絡を頻繁に取るわけじゃないですけど、本当にたまに連絡とか取ってくれたりしていて。やっぱアンリ君も尚志から海外行って、もうCL出ていて凄いなって思うことは多くあるんで。そういうチャンスもあるんだなっていうのを思いながらも、自分もああやって活躍して、影響を与えられる選手になっていきたい」と力を込めた。水戸で成長し、将来は世界へ。先輩のように、世界で活躍し、多くのプレーヤーに影響を与えられるような選手になる。